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bQ4100
平成15年4月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300


ラベルニュースbQ41号 メニュー
  ●今年度最後の支部会開催
   支部会に組合の原点を見る
●次世代の自動認識システム
 『RFIDとICタグ』
  ●企業活性資金融資を
   複数の借入を一本化
●連載bR2 健康が一番
 『サプリメント』
  ●資源有効利用促進法による
   容器包装「識別表示」義務化
●なるほど・ざ・新製品
 第81回『タカノ機械製作所』




今年度最後の支部会開催
支部会に組合の原点を見る
テーマがなくてもこれだけの盛り上がり

 今年度最後の支部会は、東支部が2月21日(金)に、また西支部は2月26日(木)にそれぞれ上野広小路の『贔屓屋』において開催しました。今回の支部会は特にテーマを設けずに開催されましたが、支部長の心配をよそに、両支部会とも、かつてない盛り上がった支部会となり、お互いの情報交換や技術指導、果ては趣味の話等々、まさにこれぞ支部会の原点と言える内容に参加者も満足したようでした。

これが支部会の原点といえるほどの盛り上がりを

東支部会

 東支部会は冒頭にタック化成鞄結梹x店の高木秀明氏が、同社の新製品の紹介を行いました。
 初めに坂内支部長は『久しぶりの支部会ですが、なんと言っても支部会は組合の原点です。同じ業を営む者同志がこうして一同に介して、和気藹々と懇談できるのも、組合があったればこそです。どうか今日は胸襟を開いて大いに語り合っていただきたいと思います』と挨拶しました。
 出席者は思い思いに近況を語り合い、この厳しい状況がいつまで続くのか、情報交換に余念がありませんでした。
 ある出席者は「一人で仕事をしていると、なかなか情報が入ってこない。支部会で皆さんの顔を見て、色々な話が聞けるので、支部会の出席を楽しみにしている」と語り、またある出席者は「特にテーマは設けなくても、こうやって仲間が集まって、腹を割った話が出来るというのか組合のメリットではないか」と、支部会は特にテーマなど設けなくても、集まることに意義があるという意見が多かったようです。
 また出席した青年部も多く、この時とばかりに部員の勧誘も行うなど、これまでの支部会には見られない雰囲気でした。
 出席者は次の通り。
 旧英堂シール印刷、トーワタックス、シーレックス梶A挙c中シール印刷、潟tジタ印刷、サンブライト印刷梶A池田印刷梶A竃k信社、宣進印刷梶A臼井特殊印刷梶Aカタオカ美術印刷梶A埼玉印刷求A虚ス和堂印刷所、タニダ梶A山本ラベル印刷

西支部会

 一方、西支部会は森田副支部長の司会で、初めに潟^ック化成東京支店の高木秀明氏が新製品の説明を行いました。
 続いて植田支部長が「こんな時期ですが、こんな時期だからこそ、支部会という場で、我々が知恵を出し合って明日の糧にしていきたい」と挨拶し、また出席した渡邉理事長も「支部会は組合の原点であり、大いに意見交換、情報交換をしていただきたい」と挨拶しました。
 二年前に支部の再編成があり、西支部は旧北支部のメンバーも、今ではすっかり溶け込んだ様子で、それぞれ自社の得意とする分野や、近況、果てはミニ技術講習会も始まり、初参加のある組合員は「支部会がこんなに和気藹々としたものとは思わなかった。出席するのに抵抗があったが、出席して本当に良かった」と語り、まさに“これぞ支部会の原点”という内容でした。
 出席者は次の通り。
 滑ロ吾、級田シール、許末商店、叶骰Lプロ、許F賀商標、金V田包装資材産業、)昇栄シール、泣c潟^プレス印刷、泣Aームシール、アイケイ印刷求A三光産業梶A泣Cト―シール印刷、渠~垣ラベルサービス



頑張っている中小企業
の返済を応援します!
企業活性資金融資を
複数の借入を一本化

 東京都産業労働局では、「毎月返済はしているが、資金繰りを楽にしたい」という方の為に、複数ある借入金をまとめることによって、毎月の返済負担を軽減できる『企業活性資金融資(略称:借換)』を新たに設け、がんばっている中小企業の返済を応援しています。
 この制度を利用できるのは、次の@〜Bのすべてに該当する方

@東京都中小企業制度融資及び区市町の実施している融資制度のうち、東京信用保証協会の保証つき融資を利用している方
A保証つき融資の約定返済を1年以上継続して行っている方(ただし、元金返済を1年以上継続しているものとします)
B複数の信用保証付き借入金を一本化(借換)することにより、返済負担の軽減が図られる方

 融資金額は5千万円以内、ただし今回一本化する協会の保証の付いた都及び駆使町制度融資の既存保証債務残高にこの融資に係る諸費用等を加えた額の範囲内とします。(『安定化特別保証』等はこの対象に含まれません)
 期間は10年以内、ただし、返済については、据え置き期間はなく、分割返済です。
 金利は金融機関所定利率で(中小企業者の方と金融機関の間で約定していただきます)
 申込み受付機関は、制度融資取り扱い指定金融機関(都内本支店) 必ず指定金融機関経由でお申込みください。この制度はお取引のある金融機関以外からも申し込み出来ます。
※ 今の返済条件では返済を継続することが困難な場合、当面の収支に合わせて、返済条件を変更することも出来ます。これに付いては借入先金融機関及び東京信用保証協会とご相談下さい。

問合せ先・東京都産業労働局商工部金融課 電話(5320)4777




資源有効利用促進法による
容器包装「識別表示」義務化
4月1日からは罰則規定が
新たに『紙』と『プラ』追加

 この4月1日から、識別表示制度に違反して識別表示を施していない無表示の容器包装、誤った表示を施している容器包装は、容器包装を発注する事業者(容器包装利用事業者など)、容器包装を製造する事業者の(輸入も含む)の双方に罰則等の規定が適用されています。
 『識別表示』は、『資源有効利用促進法』という法律で、平成13年4月1日から実施が義務付けられてもので、『容器包装リサイクル法』とは異なり、いわゆる『小規模事業者』にも識別表示を義務付けています。
 2年間の猶予期間が終わり今年の4月1日からは、違反者には罰則規定が適用されることになりました。
 ただ、この罰則規定は小規模事業者(常時使用する従業員20人以下で、売上げが2億4千万円以下)には適用されませんが、実施しなければ今後の容器包装の製造・販売事業に支障が出かねないといわれ、容器や包材業界で混乱をきたしている。
 『識別マーク』の目的は、消費者の分別輩出を促すことで、すでに浸透している『スチール』『アルミ』『PET』に、新たに『紙』と『プラ(プラスチック)』が加わりました。
 『紙』の識別マークは、段ボール、アルミニウムを使用していない飲料用紙パックを除くすべての紙製容器包装で、『プラ』の識別マークは、飲料用・しょうゆ用PETボトルを除くすべてのプラスチック製容器包装です。
 『容器』とは、商品を入れるもの(袋も該当します)、『包装』とは、商品を包むもので、容器包装リサイクル法では、『商品が消費されたり、商品と分離された場合に不要になるものを容器包装と定義しています。

『資源有効利用促進法とは』

 現行法の『再生資源利用促進法』が昨年整備され、『資源有効利用促進法』として、今年4月1日から施行されています。これにより『容器包装リサイクル法』の改正第36条2項でいう『容器包装を用いる事業者及び容器包装の製造、加工または販売の事業を行う者は資源の有効な利用の促進に関する法律(資源有効利用促進法)で定めるところにより、(省略)』、各種包材の再商品化を促進するための“措置を講ずる”事が義務付けられることになった。 その“措置を講ずる”義務として、現行法(再生資源利用促進法)でいうところの、『第二種指定製品』が、整備法(資源有効利用促進法)では、『指定表示製品』という表現に代わり、『指定表示製品』となる包材には識別マークを表示しなければならなくなりました。

参考資料・『包装タイムス』、日本容器包装リサイクル協会ホームページ他

■現行の第二種指定製品の識別表示
■4月から加わる識別マーク



次世代の自動認識システム
『RFIDとICタグ』

■RFIDとは

RFID(Radio Frequency Identification)とは、電波を使い日接触でデータを認識する技術で “無線タグ”とも呼ばれ、次世代の自動認識システムのひとつとして注目されています。
 すでにJRの定期券(SUICA)や高速道路料金の自動支払いシステム(ETC)などで部分的に実用化されています。
 RFIDシステムは、非接触技術を使い、データキャリアとなるICチップとリーダ/ライタで構成され、無線タグはICチップと電波のやり取りをするアンテナで構成されています。
 無線タグの種類は電池を必要とする/必要としないタイプ/、形状ではカード型/円筒型など、アクセス方式では読み取り専用型/読み書き可能型など色々タイプがあり、用途に応じて使い分けられています。
 RFIDは従来のバーコードなどの固体認識技術に比べ、情報の更新や追加書き込みが可能、複数の固体を一括して認識できる、箱の中の固体を認識する透過性があるなど、優れた大きな特徴を持っています。

■RFIDの分類

 RFIDシステムは、用途に応じて大きく次の4つに分類されます。
@会員カードなどの密着型(読み取り距離:数ミリ)
A乗車券などの近接型(数ミリ〜10数ミリ)
Bスキー場のリフト券、入退出カードなどの近傍型(10数ミリ〜70センチ程度)
C物流分野での遠距離型(70センチ以上)
 これらの用途(使用する距離など)に応じて電波の周波数帯や読み取り方式(伝送媒体方式)が異なり、また自己発信機能(電池を内蔵) を持つか否かなどが決められます。

■RFIDのメリット

@非接触で方向性を持たないため、いつかつ読み取りが出来、作業の効率化が図れる。
A開梱せず中の商品を認識できるため、作業効率が向上する。
B大きな情報量を入力でき、かつ情報のリード/ ライトが可能であるため、多様な業務への適用が可能である。
C情報の機密性(セキュリティ)が高い。
D耐久性(振動、汚れ、磨耗など) 、耐環境性(温度、湿度、霜など)に優れており信頼性が高い。

■RFIDの最新技術

 この10年間でRFIDの技術進歩は目覚しく、たとえば数年前には1個数万円といったRFIDタグが最近では数百円レベルになってきた。また数量によっては数10円といったものも登場してきた。
 また機能面での進歩も目覚しく、アンチコリジョン機能というものが注目されています。
これは段ボール箱に入れた個々の製品に付いたタグの情報を、一度に読むとか、かごに入った製品情報を一括で読み出すことであるが、その機能には大きく分けて次の4つがあります。
@シングルアクセス
シングルアクセスモードではアンテナ交信領域内に存在するタグは1個である。複数のタグがアンテナの交信領域内にあると交信エラーとなり、交信できなくなる。
AFIFOアクセス
FIFOモードでは、アンテナの交信領域内に順番に入ってくるタグを順番に交信することができる。交信を終了したタグにはアクセス禁止処理を行なうので、交信終了したタグがアンテナの交信領域内に複数存在しても、新たなタグが1個だけアンテナの交信領域内に入ってくれば交信ができる。同時にタグが交信領域内にはいると、交信エラーとなり交信できなくなる。アクセス禁止されたタグは、交信領域外にでると再び交信が可能となる。
Bマルチアクセス
マルチアクセスモードでは、アンテナの交信領域内に複数のタグが存在しても、全てのタグと交信ができる。
Cセレクティブアクセス
交信領域内にある複数のタグのうち、特定のタグと交信ができる。本モードは、交信領域内のタグに番号を割り当てるコマンドと、割り当てた番号をもとに、特定のタグとの交信を行なうコマンドで実現される。

 用途事例

 その1 航空手荷物の管理
【システム概要】
 非接触ICタグを利用した航空手荷物の識別。タグにはIC回路が内蔵されており、ユニークな識別番号及び旅客の行き先とともに手荷物をチェックインした日時、重量などの情報を記録し管理します。
 イギリスの航空会社がドイツのミュンヘン 及び イギリスのマンチェスター からロンドンヒースロー空港へ向かう航空旅客の荷物7万5千個の識別テストを行ないました。
【特徴】
@取り扱いスピードアップ
A紛失防止、セキュリテイアップ
B情報の変更、追加可能

 その2 図書館の蔵書の管理
 最近では図書館での本の貸出し、返却手続きの自動化に利用されています。RFIDタグはある程度はなれたところからでも読み取れるので、職員は携帯読み取り機を向けながら書架の間を歩くだけで、棚にどの本があるかを確認できます。これにより蔵書の点検が通常の何分の一の時間で終えることが出来るようになります。
 また、正しく貸し出し手続きの取れていない本を持ち出そうとしても、入り口などに取り付けられているセンサーがこれを職員に連絡してくれます。

 【参考引用資料】:大日本印刷潟zームページ、オムロン潟zームページ他。



連載bR2 健康が一番
『サプリメント』

■サプリメントとは

 サプリメントとは、食事によって十分に摂りきれていない栄養素を補うための補助食品を総称して、こう呼ばれています。実際には日本で「健康食品」と位置付けされているものとほぼ同じ製品群と捉えてよいでしょう。
 サプリメントは英語で「補うこと」を意味する「Supplement」をそのまま使った、いわば現代の言葉ですが、最近では、略して「サプリ」と呼ばれることも多く、むしろ、親しみやすいこの呼び名が一般に浸透しつつあります。
 我々の社会では、経済状況から食事が十分に取れないということは少なく、ましてや栄養失調などはほとんどみられません。
 しかし、加工食品やインスタント食品、スナック菓子、清涼飲料水などで食事が偏り、バランスが崩れてしまっている場合は多々あります。このように摂取する栄養が偏った状態が続けば体に良いわけはありません。
 また、過度のストレスや公害、環境汚染の為に、私達のカラダは今まで以上にビタミン・ミネラルを必要としているとも考えられています。
 そこで、足りない栄養素や体が欲しがっているビタミンを、食事とは違った形で補うのがサプリメントの役目です。

■サプリメントの種類

 サプリメントの種類を一挙に並べるには、このページでは足りません。それほど種類が多く、また、次々と新しい成分がサプリメントとして世の中に送り出されているのです。
 代表的なカテゴリーとしては「ビタミン」や「ミネラル」があり、これらは病院で治療に使われているものと本質的には変わりありません。
 最近では、単純に栄養を補給するだけでなく、生活習慣病や成人病を意識した成分が注目され、プロポリスやアガリクスなど「自然食品」の分野もサプリメントと同様に扱われることが多くなりました。
 ほかにも、世界的に研究の歴史が長い「ハーブ類」、それを使った「アロマテラピー」の一部もサプリメントの重要なカテゴリーとして一翼を担っています。
 このように、サプリメントという市場には厳密な線引きはなく、カテゴリー分けもあいまいです。「足りないものを補う」という意味から生まれた分野だけに、仕方がないのかもしれません。
 まず、「今、自分に必要な成分は何か」「どの成分をどのくらいの量飲めば良いか」を決めます。(前述のビタミン・ミネラルの表などを参考にしてください)
 価格が安いと思って購入したら、欲しいビタミンなどの成分が少ししか入っていなかったといった話もよく聞きます。必ず、価格と入っている成分の量を比較して検討しましょう。含んでいる成分の量がはっきりと書いてない製品はやめたほうが賢明です。

■どこで買うのか

・栄養士や薬剤師からのアドバイスをうけられること
・品数が豊富で在庫が十分あること。
・インターネットから注文する場合はセキュリテイ管理がしっかりなされていること。
・一般に認知されている製造会社、販売会社であること。

参考資料
http://health.nifty.com/supple/supple001.htm



なるほど・ざ・新製品
第81回 『タカノ機械製作所』
専用ソフトの開発で誰にでも簡単に
高性能なカッティングプロッターも
オンデマンドラベル作成システム
製版レスで小ロットに迅速対応

 タカノ機械製作所(高野公二社長 板橋区氷川町16の4 電話(3961)1718)では、オンデマンドラベル作成システム「LABEL CREATOR」を発売しました。
 同機は富士フィルムビジネスサプライと協力して開発されたもので、高まる一方の、ユーザーの多品種小ロットという多様なニーズに対応するために開発されたもの。
 同機の主な特徴は次の通り。

1.パソコン上にデザインされたラベルを必要なだけ作成できるオンデマンドシステム
2.小ロットのフルカラーラベル市場要求に応える低価格システム
 SYSTEM A 380万円(カッティングプロッター付)
 SYSTEM B 290万円(カッティングプロッター無し)
3.新開発のラベル作成専用ソフトウエア『LABEL CREATORソフト』
 @入力データはMacintosh/Window AdobeIllustratorV8.0互換フォーマットのデザイン画像
 A読み込んだデザイン画像に対しオブジェクトの追加、変更、テキストの作成、シリアル番号の付加、バーコードオブジェクトの付加、連文字データの付加、タイミングマークの付加などラベル作成に特化した編集機能を備えている。
4. 出力はフルカラーインクジェットプリンター『Kalaida GP24(610o幅)』を使用。
 @樹脂コートの顔料インキによる高耐候性
 Aグレーを含む七色インキシステム
5.カッティングプロッターも専用ソフト『LABEL CREATORソフト』でコントロール
 @三点トンボ検出により位置座標補正
 A一ページの最大長2,000mm
6.用紙はロールタイプのタック紙300ミリ×30mと600mm×30mを用意
7.ロール紙出力なので既設のラミネーター及び抜き機が利用可能。