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bQ4400
平成15年7月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300


ラベルニュースbQ44号 メニュー
  ●第45回年次大会北海道大会
    『環境』をテーマに
    全国から450名が参加
●連載bR5 健康がいちばん!
  『狭心症とは』
  ●6月理事会議事録
    平成15年6月27日
    東商センター会議室
●なるほど・ざ・新製品
  第82回 『三條機械製作所』
  間欠式凸版輪転印刷機「NS-250」
  ●ご存知ですか?
    来年4月1日から外税から総額
    表示(内税方式)に変わります。
 




第45回年次大会北海道大会
『 環境 』 をテーマに
全国から450名が参加
9年ぶりに札幌で開催された第45回年次大会

 第45回年次大会北海道大会は、6月20日(金)に、北海道シール印刷協同組合の担当で、京王プラザホテル札幌に於いて、全国から450名が参加して盛大に開催されました。今回は環境問題をテーマにした記念パネル展が開催されるなど、これまでとはひと味違った大会となりました。

 恒例の式典は午後3時より開会し、国歌斉唱、先輩物故者への黙祷、ご来賓ならびに役員の紹介のあと、担当協組の下国民雄理事長が参加者を歓迎しますと、開会の辞を述べました。
 続いて主催者を代表して、植竹哲夫会長が「日本経済の厳しい状況は当分続くと思いますが、シール・ラベルは、用途開発の取組みによっては、まだ需要の拡大が見込める分野です。
全国の仲間たちの英知と、関連業者の協力を得て、需要創出に全力をつくしていいきたい」と語り、さらに「シール・ラベル印刷が他の印刷に比べて有利な点は、われわれの生産設備がシール・ラベル印刷機ではなく、『シール・ラベル印刷製造機』だということです。つまりシール業界は印刷するだけでなく、抜きを初めとした加工などの複合化といった特色があります。あるコンサルタントによりますと、最近の印刷業界では『刷る』部分への直接投資は控えられ、製品開発や提案営業力の強化という点から加工などの周辺機器へ投資する傾向が強いということです。これはすでにシール業界では実践されていることであり、われわれの業界は印刷業であるとともに、加工・複合産業なのです。
 そこから生み出される製品はもはや印刷物ではなく、加工製品といえるのです。園昨日と価値を再認識し、顧客の理解と満足する製品の提供に取り組むなら、適正な利潤は確保できると確信しています)と語りました。
 続いて来賓を代表して、経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課・広実郁郎課長、全日本シール印刷協賛会・庄司昊明会長などが祝辞を述べました。
 この中で庄司会長は「海外の粘着紙メーカーが日本に進出する黒船は必ず一度や二度はある。これまでも黒船には高品質のラベルや機能性のラベルで勝利してきたが、第二、第三の黒船に対抗するために高品質と機能性を追及していこう」と呼びかけました。  さらに臼井英次連合会専務理事が、平成14年度の連合会業務報告を行ったあと、組合功労者顕彰が行われ、全国10協組から13人が表彰され、受賞者を代表して北海シーリング社長の佐藤勝也氏が謝辞を述べました。当組合からは伸友印刷の斉藤米吉氏が表彰されました。
 続いて第13回シール・ラベルコンテストと入賞作品発表と表彰式、第14回世界ラベルコンテスト入賞伝達式が行われ、審査に当たった日本プリンティングアカデミーの浜照彦校長が講評を行いました。
 最後に北海道の伊辺巧青年部長が大会宣言を朗読し採択され、次期開催地である四国の大浦晃理事長が『来年はまた四国でお会いしましょう』と閉会の辞を述べ、大会は無事終了いたしました。
 式典終了後、会場を移して余興として全国的にも有名になった「よさこいソーラン踊り」で、はるばる来道した参加者を歓迎しました。
 午後5時半より、第二部として懇親会が開催され、全国から集った450名が「江刺追分」の歓迎の中、北海道ならではの料理に舌鼓を打ちながら、9年ぶりの北海道大会を楽しみました。
 翌日は日帰り観光、ゴルフ、一泊観光の三コースに分かれて値一年でいちばんいい季節の北海道を満喫しました。


記念パネル展が

 今回はこれまでの大会では恒例だった講演会がなく、その代わりに『環境』をテーマにした記念パネル展が開催され注目を集めました。
 地球環境が世界中で大きくクローズアップされ、21世紀のキーワードにもなっているが、今回は北海道協組の発案で@自然環境破壊・環境保全の問題(自然社会環境)Aシール印刷業界が経済社会の中で置かれている環境(対外的環境)Bシール印刷業界そのものの環境(内面的環境)の3つのテーマに基づいて、各協組から問題提起をしてもらい、それをパネル展示したものです。
 当組合では、技術・環境対策委員会(森田賢委員長)と、青年部が一緒になって3回の委員会を開催して活発な討議の末、3枚のパネルを作成しました。
 自然環境破壊・環境保全の問題については、紙管、抜きカス、セパレーターの固形燃料化(RPF化) を、対外的環境に付いては、加工業としての新たな立脚を目指せ!を、内面的環境については、内面環境の改善は情報の共有からと訴えました。
 当日参加できなかった組合員や、参加しても時間がなくて見られなかった組合員のために、このパネルを一冊の小冊子にまとめ、当日配布しましたが、当組合では、今月の支部会の参加者にも配布することにいたしました。

展示されたラベル組合の環境パネル

ラベルコンテストも

 第13回全日本シール・ラベルコンテストは、会場で入選作品の展示と一般からの投票で決定される審査委員長賞の投票が行われました。
 この結果、審査委員長賞に泣c潟^プレス印刷と竃k島シール印刷所の2社が入賞し、事前に審査発表のあった日本印刷産業連合会会長賞の潟Tンメックと、3社が受賞しました。

JSの総会も

 全日本シール印刷協同組合連合会青年部協議会は、会場で第12回通常総会を開催し、任期満了に伴う役員改選では、新会長に正札シール組合青年部長の生沼孝之氏が会長に就任しました。
 総会終了後、「容器包装リサイクル法」をテーマに交流会が開催され、6つのテーブルに分かれてディスカッションが行われました。



6月理事会議事録

日時 平成15年6月27日(金)午後6時
会場 東商センター会議室

《議 題》

1.各委員会構成について
 本間専務理より、各委員会構成に付いては原則全員留任とし、欠員のある委員の補充をしたいと提案があり了承された。このため丸山宏幸氏の後任として、平田登起男氏が、広報・情報システム化委員会の委員長に推薦され、また委員として松浦保氏も推薦され承認された。

2.支部役員について
 本間専務理事より支部役員についても、全員留任とし、東支部副支部長の平田登起男氏が常務理事に就任したため、後任に松浦保氏の推薦があり、本人の意向確認の上決定することで承承認された。

3.連合会委員会派遣委員について
 本間専務理事より連合会の委員会の派遣委員についても、原則留任としたい旨提案があり、5委員会の派遣委員を決定、承認された。

4.今後の行事日程について
 組合の今後の行事日程について、決定しているものについて発表があった。

5.支部会開催について
 本年度第1回の支部会開催について、日程を検討した結果、東支部は7月24日(木)、西支部は7月23日(水)に決定し、詳細が決定次第、組合員に案内状を送付することになった。

6.その他
 会友新潟県のサクラ印刷鰍ェ、組合を脱会したいと連絡があったことが報告され、脱会が承認された。
 終了 午後7時40分



ご存知ですか?
来年4月1日から外税から総額表示
(内税方式)に変わります。

 消費税法の一部が改正され、平成16年4月1日から適用されることになっています。

 主な改正点は@事業者免税点が引き下げられるA簡易課税制度の適用上限が引き下げられるB課税期間の特例が改正されるC中間申告の申告・納付回数が改正されるD総額表示が義務付けられる、の5点です。

 特に今回注目したいのは、総額表示が義務付けられるという点で、これはまだ意外とほとんどの人が知りません。

 総額表示の義務化とは、課税事業者が取引の相手方である消費者に対して商品等の販売、役務の提供等の取引を行うに際し、あらかじめ園取引価格を表示する場合には、消費税額(含む地方消費税額)を含を表示することが義務付けられます。分かりやすく言えば消費税込みの値段を表示するのが内税方式で、消費税がかかる前の本体価格を表示する外税方式と対比されるが、今の表示方式は店などによってまちまちですが、来年4月から内税表示が義務づけられます。

 総額表示とは、たとえば次に掲げるような表示をいい、消費税額を含む支払い総額が表示されていれば、併せて「消費税額」や「税抜き価格」を表示しても差し支えありません。

 本体価格9,800円の商品は、これまでの外税方式なら、これに消費税が掛かり、実際にレジで支払うのは10,290円でしたが、内税方式では値札に必ず10,290円と表示しなくてはなりません。

 対象となる価格表示は、商品本体による表示(商品に添付または貼付される値札等)、店頭における表示、散らし広告、新聞・テレビによる広告、インターネットによる広告など、消費者に対して行われる価格表示であれば、それがどのような表示媒体により行われるものであるかを問わず、総額表示義務の対象になります。

 義務付けられるのは、正確には内税化ではなく、消費税を含めた総額表示です。現在は、自動販売機や駅の売店などではすべて総額表示ですが、飲食店などでは店によって外税表示と内税表示が混在しています。また、外税表示の店では、レジで請求されるまで最終的にいくら払えばいいのか、消費者に分かりにくくなっています。その不便さを解消し、ひいては消費税に対する国民の理解を深めるのが狙いとされています。「日本の社会の高齢化がこれからますます進むことを考えれば、いずれは消費税率の引き上げが考えられます。法人税や所得税の比重が大きい現在の税制のままでは、現役世代の負担が重くなりすぎるからで、税率を引き上げる際には、食料や医薬品などの生活必需品は低い税率に抑える複数税率制も検討すべきと言われています。商品によって税率が違うのに本体価格しか表示されなければ、消費者が混乱します。国際的にみても内税方式が一般的です。

 来年4月に、あるいは消費税率が変わる時に、値札を一斉にかえるとなると手間が掛かることになりますが、国では小売店などにはレジやPOS(販売時点情報管理システム)のソフトを変えるといった負担がかかるため、『IT投資促進税制』など、必要な投資の負担が軽減される優遇制度も設けています。



連載bR5 健康がいちばん!
『狭心症とは』

■狭心症の症状
 狭心症の症状は、左胸が圧迫される、しめつけられる、痛いなどです。場合によっては、右胸に症状が出るときもあります。また、喉がしめつけられる、肩、腕が痛いという場合もあります。珍しい症状としては、歯の痛みという場合もあります。
 走ったり、重い荷物を持ったりとかして心臓に負担がかかると、数分間、長くても20分ぐらい圧迫感が続きます。発作であるということに特徴があります。

■狭心症はどの様にしておこるか
 心臓には血液で満たされていますが、心臓の筋肉は、冠動脈という血管によって血液が配給されます。冠動脈は心臓の表面を走っている細い血管です。動脈硬化などにより冠動脈が細く狭窄を起こすと、心臓の筋肉への血液の流れが悪くなります。安静にしている時は、心臓の筋肉も酸素をあまり使いませんので、酸欠状態になることはありません。しかし、走ったりして体を動かすと心臓の筋肉も酸素を沢山必要になります。しかし、冠動脈に狭窄があると血液が十分に流れず心筋が酸欠状態になって狭心症の発作を起こす事になります。

■狭心症の危険因子
 動脈硬化が原因でなる労作性狭心症の危険因子は@高脂血症A糖尿病B高血圧Cタバコなどがあります。
 肥満があると高脂血症、糖尿病、高血圧になりやすいので、くれぐれもカロリーの摂りすぎに注意して下さい。

■狭心症の診断
 狭心症の診断は,発作時の心電図をとることが大事です。安静時の心電図では、異常がないことが殆どです。しかし、発作時の心電図をとると言っても簡単なことではありません。狭心症の発作は、数分から20分ぐらいです。ですから、苦しくなって病院に駆けつけても、発作が落着いてる事が多く、心電図をとっても異常ありませんと言われる事もあります。発作時の心電図をとるためには、2つの方法があります。

@24時間心電図(ホルター心電図)
ウオークマンのようなテープレコーダを身につけて24時間の心電図を記録する検査で、発作時の心電図を記録することが目的です。
A運動負荷試験
ホルター心電図でも,発作がなければ正常と判定されてしまいます。労作性狭心症の場合は、ある一定以上運動すると心筋が酸欠状態になって狭心症の発作を起こします。そこで、運動負荷試験が行われます。運動することで、狭心症の発作を誘発して心電図に異常が起こらないかをみます。発作時の心電図で異常があれば、狭心症ということになります。

 狭心症と思われる症状がある場合は、健診で心電図が正常と言われても運動負荷試験などの検査を受ける必要があります。(エルゴメータ運動負荷)

B精密検査
発作の心電図がとれて狭心症の可能性があれば、精密検査として心臓カテーテル検査が行われます。
これは、大きな病院の循環器内科で行われる特殊な検査です。
カテーテルという細い管を脚の付け根の太い血管から心臓に入れて、冠動脈などの写真を撮り、これにより治療方針が決められます。



なるほど・ざ・新製品
第82回 『三條機械製作所』
間欠式凸版輪転印刷機「NS-250」
低価格・コンパクト・高性能
シール業界のニーズにマッチした機種

 三條機械製作所(東京支店 千代田区神田須田町2−11 Tel 3253−8351)では、間欠式凸版輪転印刷機「NS‐250」をこのほど発売し、ラベル印刷業界から高い評価を受けている。
 同機は2000万円台という低価格とコンパクト設計による省スペースを実現し、さらにオフセット印刷に迫る高品質を実現した画期的な間欠式凸版輪転印刷機。

 主な特徴としては、
@安定した印刷見当精度と紙ロスの最小化
 ウエブテンションは印刷ユニット前後に組みつけられたニップローラーによって全過程を通じて一定に保たれます。また被印刷材に応じてワンタッチで適正テンションを設定することが出来、結果として紙ロスを少なくする。
A版のネジリ調整が可能(オプション)
 版貼り直し作業を大幅に短縮、置版も可能。
Bゴーストを抑えた高品質印刷が可能
 インキ供給が確実に行われるようにロール配列が施され、高品質印刷を可能にしています。
C多彩な付属品の組みつけが可能
 色々な加工要求に応じるために、インラインで出来る多彩なオプションが用意されている。標準付属の平抜きユニット、2NDパスに加え、複雑な形状の打抜きを可能にしたフレキシブルダイユニツト、フレキソユニット、箔押しユニット、ラミネートユニット、バニッシュユニット、シートカットユニットがある。
D容易な操作と段取り時間の短縮で多種少量生産に対応
 タッチパネルですべての操作が自動でできる。

 主な仕様は次の通り。
■印刷方式=凸版輪転式■印刷版方式=樹脂凸版■印刷面積=190(長さ)×240(幅)o■色数=1〜7色■紙送り長さ=10〜260o■原反幅=50から250o■原反径=400o■印刷速度=20〜210imp/min■打抜き方式=フラットダイカット方式■打抜き面積=190(長さ)〜240(幅)o■全刃長=2500mm■機械寸法=5645(幅)×1000(奥行)×1304(高さ)o(5色機)■機械重量=約4000kg(5色機)