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bQ4700
平成15年11月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
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編集:広報・情報システム委員会00
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ラベルニュースbQ47号 メニュー
  ●恒例の組合研修旅行を開催
    新型固形燃料(RPF)テーマに
●平成15年度中央会会長表彰
  ●シール印刷サービス
    グリーン基準ガイドラインが完成
●連載bR7 健康がいちばん!
  『水虫とは』その1
  ●世界ラベルコンテスト
    モリタプレス印刷が快挙
●なるほど・ざ・新製品!
  第83回 「タック化成」
  ●青年部第二回例会
    新たに部員が誕生
 




新型固形燃料(RPF)テーマに
恒例の組合研修旅行を開催
環境問題の高まりの中真剣に耳傾ける

研修会ではRPF(新型固形燃料化)について真剣に耳を傾けた

 恒例の組合秋の研修旅行が10月4日(土)、5日(日)に、長野県の戸倉上山田温泉「上山田ホテル」に於いて開催されました。今回は現在脚光を浴びているRPF(新型固形燃料化)について、「RPFの現状と今後」と題して、関商店兜ィ流部長の内田幸雄氏を講師に迎えて参加者全員で研修を受けました。

 当日は絶好の研修旅行日和となり、一行は予定通り午前9時半に上野駅前からバスで出発、午後1時半に宿泊先の長野県千曲市の 戸倉上山田温泉『上山田ホテル』に無事到着いたしました。
 休憩の後、午後2時より会議室に於いて研修会が開開催され、初めに本間専務理事が講師を紹介し、関商店兜ィ流部長の内田幸雄氏が『RPFとは何か、RDFとRPFの違い、RPFの現状と今後について』約1時間半にわたって説明しました。
 初めに「RPFと言うのは、再生困難な古紙と廃プラスチックを原料とした高カロリーな新型固形燃料で、化石燃料の代替として大きなメリットが得られるものである」と説明しました。
 そして「地球温暖化防止という面から、環境問題が大きくクローズアップされ、1997年12月の京都議定書の締結により、温室効果ガスを日本は1990年よりも6パーセント、2008年から2012年までに削減することが義務付けられている」という背景が説明されました。
 そしてそのためにも『化石燃料からバイオマス燃料(生物資源)への転換が今後さらに進むため、RPFはさらに需要が急増してくると見通しを語りました。
 また、先日三重県で爆発事故を起こしたRDFとRPFの違いについても説明し『RDFは分別収集によらない不特定多数の混合ゴミであり、家庭から排出される生ゴミなども含み、水分率が高いため、燃料としては扱いにくい物であり、安定性にもかける燃料で、これに対しRPFは、基本的には紙とプラスチックだけであるため、燃料としての利用価値が高く、低コスト、省資源、省エネルギー、高カロリーのまったく新しいエネルギー』という説明がありました。
 この後、シール印刷業者が、抜きカスなどをRPFにするためには、どういう手順を踏むのかと言った、具体的な説明があり、回収方法や費用などについても参加者から質問があり、内田部長から個々のケースについて説明していただきました。
 講演会終了後、それぞれ部屋で休憩し、温泉で日頃の疲れを癒す人、周辺を散策する人様々でしたが、午後6時からは別室に於いてお楽しみの宴会が開かれました。
 弓納持福利厚生委員長の司会で、初めに渡邉理事長が挨拶、続いて協賛会を代表して岡野昇三郎氏が挨拶、池田顧問が乾杯の音頭をとり、全員で景気良く乾杯しました。
 翌日、ゴルフ組は午前7時半にホテルを出発、千曲高原カントリークラブに於いて第75回ラベル会を兼ねて開催し、12名によって18ホール、ストロークプレイで争われました。
 同コースは山の中腹にあり、アップダウンのきついコースだっただけに、参加者もスコアメークにはかなり苦しんだ様子で、松本副理事長がベストスコアでしたが、優勝資格がなかったために、池田顧問が繰り上げ優勝となりました。
 池田顧問は『今回はかなり標高の高いコースだったのですが、何とか最後まで回ることが出来ました。2年前にも初穂カントリーで繰り上げ優勝していますので、これで2回目です。ありがとうございました』と優勝の喜びを語りました。
 一方、観光組は午前11時にホテルを出発し、初めに味噌の代名詞ともなっている新田醸造の信州味噌の蔵を見学、大豆から味噌が出来るまでの説明を受け、味噌汁のサービスなどもありました。
 続いて今年ご開帳のあった善光寺へ行き参拝、今年の7年に1度のご開帳の時には、大勢の人でごった返したと言う参道も、今は一休みと言った感じで見学には丁度いい季節でした。
 有名な本堂内陣のお戒壇めぐりでは、初めての人が多かっただけに、漆黒の闇の中で、前の人の声だけを頼りに前に進み、やっと出口に明かりが見えた時は、大きな歓声が挙がりました。
 昼食は善光寺山門近くにあるレストラン「さくら」で、季節の素材を活かした素晴らしい創作料理に舌鼓を打ち、一同みな満足。  腹を満たした後は、巨砲狩りに行き、中条フルーツ農場で巨砲を食べ放題(元を取るのは大変ですが)、ここでお土産に巨砲を買い込む人、また長野は何と言っても、りんごだと、沢山買い込む人、ゴルフ組に頼まれたと両手いっぱいに抱えてバスに乗り込みました。
 そして最後の見学先、小布施へと向かい、小布施の町並みと、葛飾北斎の絵を展示している『北斎館』を見学、肉筆画、版本や錦絵などに圧倒されました。
 午後4時半にゴルフ組を迎えに行き、午後9時過ぎに予定より若干遅れて上野公園口に無事到着、ここ最近では最も内容の濃かった研修旅行だったと、参加者からはお褒めの言葉を戴きました。福利厚生委員の方々も本当にお疲れ様でした。

ホテル前で観光組が記念撮影を



シール印刷サービス
グリーン基準ガイドラインが完成

 今年3月に日本印刷産業連合会と全日本シール印刷協同組合連合会が『シール印刷サービス グリーン基準』を策定しましたが、このほどシール・グラビア・スクリーンの各種印刷サービスグリーン基準ガイドラインが完成しました。
 このガイドラインは、そのグリーン基準に示した内容について印刷業者が正しく理解し、運用されることを目的に作られたもので、すでに各組合を通じて組合員に配布されています。
 各組合では近くその説明会を開催する予定です。

シール印刷サービスガイドラインが



世界ラベルコンテスト
レタープレス部門(画線・網点)で最優秀賞
やったね、モリタプレス印刷が快挙

モリタプレス印刷の受賞作品

 第15回世界ラベルコンテストは、9月23日ベルギーのブリュッセルで開催され、当組合のモリタプレス印刷が、レタープレス(画線・網点)部門で、見事最優秀賞に選ばれました。
 今回はJFLP(日本)、FINAT(ヨーロッパ)、TLMI(アメリカ)、SALMA(ニュージーランド)から59作品が出品されました。
 日本からは16作品中、8部門で入賞し、部門5のレタープレス(画線と網点)部門で、当組合のモリタプレス印刷が、見事最優秀賞を受賞しました。
 今回の受賞について、森田賢社長は「 まったく思い掛けない受賞で当初は『なぜ?どうして?私の作品が・・・』と驚きと気恥ずかしい思いが致しました。
 それと云うのもデザインは十数年も前のモノで印刷機も旧来の平圧機で、しかも応募締切りの前日になって、慌てて刷り上げたモノだったからです。
 それがこのような名誉ある賞を頂き、まさに『ひょうたんから駒』の思いです。ローテクながら駆使さえすれば、まだまだ面白い商品が作れる良い例になった事と思います。
 この受賞を新たな契機として今後とも信頼されるラベル作りを目指したいと思います。』と、その喜びを語っています。



青年部第二回例会
新たに部員が誕生

 去る9月10日(水)に、台東区浅草橋の焼肉屋『かぎっ子』に於いて、第二回例会が開催されました。
 今回はオブザーバーとして、昇栄シールの弓納持大輔さんが出席し、皆さんに紹介されました。
 弓納持さんは先日野球で怪我をして、まだリハビリ状態の中を参加していただき、青年部にも初々しさが加わり、またいつもとは一味違った盛り上がりとなりました。
 臼井部長より、次回予定していたRPF(固形燃料化)の勉強会が、親組合の10月4日、5日に開催される組合研修旅行でも、このRPFの研修会を開催することになっているため、技術・環境対策委員長の園田さんと相談の結果、青年部主催の勉強会は延期することになったと報告がありました。
 この後は懇談に移り、臼井部長から、クライアントに誘われて行った印刷作業コラボレーションフェアの話や、そのフェアで凹凸などにもダイレクトに印刷できるプリンターや、24時間営業の関西メーカーの話などがあり、大いに盛り上がりました。
 結局この例会に参加していた昇栄シールの弓納持大輔さんは、後日めでたく青年部に加入しました。

第二回例会で挨拶する臼井部長



平成15年度中央会会長表彰
組合役員表彰で園田理事が
   本間事務局長は専従職員で

 恒例の東京都中小企業団体中央会の平成15年度会長表彰の表彰式が、去る10月7日午後1時半より、東京丸の内の『東京商工会議所国際会議場』で開催されました。
 当組合からは組合理事で(有)園田シール代表取締役の園田正義氏が組合役員表彰で、また事務局長の本間敏道氏が優良専従職員表彰として、それぞれ会長表彰を受けました。
 同表彰は平成9年以来6年振りで、10月27日(月)には上野『ひいき屋』に於いて、世界ラベルコンテストで最優秀賞を受賞した、モリタプレス印刷の受賞と合わせて祝う会が有志によって開催され、3人の受賞を祝いました。

 理事  園田 正義


 今回、中央会の会長表彰を受け、ただただ恐縮しています。私は親父の跡を受けて、組合の理事に推薦されましたが、零細企業のため自らが機械を動かしたり、お得意先を回る毎日で、組合運営に貢献しているとは思ってもいませんでした。
 親父は組合が出来た時からのメンバーとして、組合活動に従事し、組合というのは大変だなと思っていましたが、いざ自分が理事になってみると、思っていた以上に大変でした。
 私は青年部に加入し、部長も勤めさせていただきましたが、今では理事の中に青年部出身者が三分の一を占めるまでになり、やがては現在の青年部のメンバーも親組合の執行部の一員になるわけですが、次の世代のよき模範となれるように、今回の受賞を機に、この素晴らしい業界と組合の将来のために、さらに努力しようと思っています。今後とも皆様方のご指導をよろしくお願いいたします。

 事務局長  本間 敏道


 平成元年に『シール印刷のあゆみ 77年史』の執筆を終えて、そのまま組合事務局にお世話になりましたが、あっという間に15年の月日が流れました。
 この間、日野理事長、栗原理事長、池田理事長、そして渡邉現理事長と、4人の歴代の理事長の下で、事務局長として仕事をさせていただきました。
 前の仕事の関係で、戸塚初代理事長、池田欣二元理事長にも可愛がって戴き、この業界に足を踏み入れてから、なんと33年目になりました。
 組合事務局長として、これまで行動する事務局をモットーに、東京都や中央会との接触、そして組合員さんとのコミュニケーションに重点を置き、より良い組合作りを目指して、微力ながら頑張って参りました。
 しかし、長引く景気低迷で、組合員離れには歯止めが掛からず、組合財政も厳しい中、組合事務局に課せられた課題はあまりにも大きく、組合の前途には厳しいものがあります。
 しかし、幸にも青年部を初めとする若手が大きく成長してきており、こうした若手とのパイプ役として今後も力を尽くしたいと思っておりますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。



連載bR7 健康がいちばん!
『水虫とは』その1

■水虫とは?

 水虫は白癬菌という真菌(カビ)が原因で起こる感染症です。白癬菌は、皮膚の角質の成分であるケラチンが大好物です。ケラチナーゼという酵素でケラチンを溶かし、栄養源にしています。爪や毛も皮膚の一部ですのでケラチンを豊富に含んでいるため、白癬菌が寄生しやすい部位です。
 白癬菌は、ほかのカビと同様、高温多湿を好みます。ジメジメして蒸し暑い梅雨時から夏場にかけては、白癬菌の活動が活発になる季節です。また靴や靴下を長時間履き続けると、皮膚が汗ばみ蒸れた状態になります。そのような皮膚は、白癬菌にとって格好の住み家です。
 白癬菌の感染力は、それほど強力ではありません。空気感染や直接接触による感染はほとんどないと考えられています。しかしながら、水虫患者が落とした皮膚の垢などが別の人の皮膚に付着してうつるので、バスルームの足ふきマットやスリッパなど湿った暖かい場所は要注意と言えます。

■水虫との種類とは

 水虫と言えば、足にできる足水虫(足白癬)を連想しますが、それだけではありません。爪水虫(爪白癬)やその他の場所にできる水虫もあります。白癬菌が感染した場所によって病名も異なり、シラクモ(頭部白癬)、インキンタムシ(股部白癬)、ゼニタムシ(体部白癬)、手水虫(手白癬)などと呼ばれます。
 足以外にできる水虫の多くは足から白癬菌が広がったものですが、犬や猫などのペットから白癬菌が感染してシラクモやゼニタムシになってしまう場合もあります。爪水虫になると、爪が白癬菌の供給源となり再発を繰り返します。

・趾間型
 最も多いタイプで、足の指の間(趾間)にできます。特に、隣り合った指が密着して隙間が少ない薬指と小指の間に多く発症します。指の間の皮膚が白くふやけむず痒くなります。ふやけた皮がむけてきて、周囲にふやけた部分が広がるという症状を繰り返しながら、次第に慢性化していきます。皮をむしっていると、滲出液(しんしゅつえき)がしみ出し、痛みを伴う場合もあります。このような状態でブドウ球菌などの細菌に感染すると、赤く腫れあがってしまいます。

・小水疱型
 五月初旬から梅雨時にかけて目立って増えてくる水虫で、激しい痒みを伴うのが特徴です。土踏まずや足の側縁に赤みを伴った小さな水疱がポツポツできてきます。水疱は一週間ほどで乾燥して皮がむけてきますがひとつの水疱が消えても、また他の場所に新しい水疱ができて、少しずつ広がっていきます。あせもや、かぶれと症状が似ているのも特徴です。

・角質増殖型
 足の裏、特にかかとの部分の角質が厚くなり、表面がザラザラになって皮がむけてくるタイプの水虫です。痒みは少なく、一年を通して症状はあまり変化しません。冬にアカギレやひび割れができることもあります。
 ほかの水虫と違って、皮膚がジクジクとふやけたりすることがないので、水虫であることを見逃してしまいがちになります。このタイプは、水虫が慢性化した状態でもあります。

《参考資料》 http://www.japan-foot-week.gr.jp/what/illness.html



なるほど・ざ・新製品!
第83回 「タック化成」
環境に優しい粘着メモ用紙「リポスト」
豊富なオーダーメイドで対応
最低20冊からオフフルカラー印刷可能

 タック化成(東京支店・江戸川区小松川3−3−2 電話 5609−5657)では、先に発売した環境にやさしい、貼ってはがせる粘着メモ用紙「リポスト」が好評を博している。
 リポストは、環境にやさしい天然糊(※水分分解粘着)を使用しているので、一般紙に貼り付けたままでも古紙としてリサイクルできるほか、既製品は用途に応じて、様々なパターンが用意されている。また、オーダーメイドで様々な要望にも対応している点が、好評の秘密のようである。
 既製品としては、ウィークリースケジュール、デイリースケジュール、伝言メモ(イエロー・ホワイト) くも柄タイプ(イエロー・ブルー・グリーン・ピンク)、カラーパレット大(10色)、カラーパレット小(10色)、メモパット罫線入り(ホワイト)、メモパット無地(ホワイト)、のし紙大(無地)、のし紙小(無地)等がある。
 一方、オーダーメイドとしては、ティッシュボックスのように、次から次へと取り出せるBOXタイプやポップアップタイプがあり、用紙も交互に違う色が取り出せる組み合わせが可能。
 この他にも、伝えたい情報を確実に見せるスタンドタイプ、マウスパットに組み合わせたマウスパットタイプ、スタンダードタイプ、手帳タイプ、型抜きタイプ、キューブカットタイプ、3Dタイプなど豊富な品揃えとなっている。
 さらに従来の粘着メモ用紙にはなかった、オフセットフルカラー印刷ができるため、表現豊かな広告効果もアップした。
 オーダー方法は、@希望のタイプ・サイズを選ぶ、A用紙の色を選ぶ、Bデザインを指定、C数量を指定、D印刷の色を指定(最大4色)、E包装形態を指定する。
 また、オリジナルの文字が印刷できるリポストプリントサービスもあり、こちらもサイズ、色、書体、レイアウト、セット数を指定し、最低20冊(1冊は50枚)から印刷できるのも大きな魅力となっている。

※水分解粘着とは?
 古紙再生過程において、完全に水に溶け、異物除去の必要のない粘着剤のことです。