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bQ6500
平成17年8月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbQ65号 メニュー
  ●中小企業リバイバル支援事業
   東京都が幅広く支援
●「ラベル関連ミニ機材展」
 今年は11月12日(土)に
  ●青年部今年初の勉強会
   竹橋プリンティングセンター見学
●技術セミナー開催
 「ラベル業界のCTP化について」
  ●こんな話、あんな話
   「自己責任」貫き通す
●2005 2006年版
 組合員名簿を発行
  ●「中小企業倒産防止共済制度」
   への加入を
●No.52 健康がいちばん!
 『紫外線と皮膚がんの関係』
  ●ラベル会第81回大会

中小企業リバイバル支援事業
会社の再生・事業承継・廃業に対して
東京都が専門家を交え幅広く支援

 東京都では、会社の再生・事業承継・廃業を考えている中小企業のために「中小企業リバイブル支援事業」を実施しています。
 これは長引く景気低迷や産業構造の変化により、優秀な技術やノウハウを持ちながらも、過剰な債務に悩んでいる中小企業、あるいは後継者難等の理由から事業承継・廃業の課題を抱える中小企業の方について、できるだけ早い段階で対策を講じられるよう、専門家を交えて支援する制度です。


 本業は黒字で将来性もあるが、過剰債務だ、銀行に持ち込む再生計画はこれでいいだろうか、採算部門を切り離して営業譲渡をしたいけれど、資金調達にファンドを利用したいが、後継者がいないので会社を整理しようと考えているが、等々の悩みを抱えている中小企業者は多い。
 こうした中小企業者に対して、手遅れにならないうちに、早急に対策を講じられるようにしようというのが今回の事業の狙いです。

 同事業の概要は次の通りです。
 ◆事業名称 中小企業リバイバル支援事業
 ◆実施方法 (財)東京都中小企業振興公社への委託
 ◆事業開始 平成17年4月1日
 ◆支援対象 企業再生、事業の承継、廃業を考える中小企業
 ◆事業の特徴
 @窓口相談体制の充実
 専門スタッフが相談に応じます。企業の動向を聞き、方向性をアドバイスする。
 A専門家の派遣
 必要に応じて専門家が訪問し、さらなる分析と対策の検討を行う。
 Bリバイバル推進委員会の開催
 公認会計士、弁護士、経営コンサルタント等、複数分野の専門家からなる委員会により、企業が抱える課題を検討する。
 C方針の策定
 企業ごとに最善の方針を策定し、支援する。
 D関係機関との連携
 公社の支援メニューをはじめ、東京チャレンジファンド(再生ファンド)、東京しごとセンター、新銀行東京とも連携し、支援する。
 ◆相談方法 事前に電話予約の上、来社にて相談。
 ◆問合せ先 (財)東京都中小企業振興公社 総合支援部 総合支援課 電話(3251)7881 FAX(3251)7888
 ◆相談受付時間 月曜から金曜の午前9時から午後5時
 ※相談は一切無料です。

融資メニューの大幅な見直し
クイック融資などニーズに対応

 東京都ではこうした支援とともに、平成17年度制度融資では、迅速な保証や新たな事業分野へのチャレンジなど中小企業者のニーズに即した融資メニューの見直しを行うとともに、金利・保証人など融資条件面で、より使いやすい制度を創設しています。
 @クイック融資(会計情報)の創設(自治体では初めての制度)
 日本税理士会連合会策定の「中小企業会社会計基準適用に関するチェックリスト」等を提出した中小企業者に対して金融面での優遇策を与えることで、都内中小企業の会計の信頼性の向上を目指します。
 限度額は2千万円(運転・設備資金 5年以内)、信用保証料は東京都が0.2パーセント補助します。
 金利は金融機関所定金利(金利の優遇を要請)、保証協会によるスピード審査(3営業日以内で保証の諾否決定)
 A事業承継に対する支援融資の創設(略称「承継」)
 中小企業の円滑な事業承継を金融面から支援するため、既存の「多角化」等を再編成し、事業承継を融資の対象とします。
 これまでの創業前融資(分社化)と、事業多角化・転換融資を追加統合し、事業承継・多角化(承継)とし、従業員が事業を承継する場合等を融資対象に追加しました。
 Bチャレンジ支援融資の充実
 独立法人・中小企業基盤整備機構と連携して海外へ支店・工場等の設置を行う企業(海外事業展開)を支援するメニューを追加するなど再編成する。金利については最優遇金利を適用する。
 現在4メニューに細分化されているものを、海外事業展開支援を追加して2つに統合し充実させている。
 C創業支援融資の統合
 「創業前融資」のうち、分社化を除く部分と「創業後融資」を統合します。「創業前」と「創業後」を一本化、限度額を2千5百万円に統一。分社化は『承継』に編入されました。
 D保証人要件の緩和
 保証人にかかわる中小企業の負担を軽減し、制度融資をより利用しやすいものとするため、第三者連帯保証人を原則不要としています。
 E金利の改定
 固定金利が適用されている「小企」「小特」「創業」「承継」「チャレンジ」「経営」について、金利動向を反映し現行の上限金利からそれぞれ0.2%ずつ引き下げる。チャレンジは最優遇金利の適用により0.7%ずつ引き下げる。金利は半年ごとに見直し、今回の改訂は9月まで。


「ラベル関連ミニ機材展」
今年は11月12日(土)に
東商センター展示場で
今回もプレゼンの場を

 恒例の「第8回ラベル関連ミニ機材展」は、今年も11月12日(土)に、台東区柳橋の東商センター展示場において開催されます。
 同展は平成10年に第1回が開催され、以来毎年回を重ね、今回で第8回を数えるに至りましたが、年々出展社も多くなり、いまや業界の恒例行事となっています。
 昨年は初の試みとして「プレゼンテーション」の場を会場隣りに設け、出展者が持ち時間の範囲で、自社の製品のPRをするなど工夫が凝らされました。
 今年も協賛会や組合員の強い要望で、開催することが決定しましたが、現在出展募集中ですので、この機会に奮ってご参加ください。
 出展要綱は次の通り。
 ■日時 平成17年11月12日(土)  午前10時より午後4時まで
 ■会場 東商センター展示場 東京都台東区柳橋2−1−9 JR・東京メトロ「浅草橋駅」より徒歩5分
 ■出展料 1社・3万5千円(消費税別) 600×1800の展示台が2台
 ■展示品 電源は100Vのみですので、大型の機械は展示できません。展示品については、あらかじめ事務局にご相談下さい。
 ■申込み 平成17年9月23日(金)までに、申込書に必要事項を記入のうえ、組合事務局までFAXにてお申し込み下さい。



青年部今年初の勉強会
竹橋プリンティングセンター見学
その規模と設備に圧倒される
正札、神奈川の青年部も参加

 青年部は7月13日(水)に、千代田区竹橋の毎日新聞社ビル地下にある、竹橋プリンティングセンター(株ト風)に於いて、今年度第1回目の勉強会を開催し、正札シール組合、神奈川シール組合を含めて総勢26名が参加しました。
 始めに竹橋プリンティングセンター専務取締役の宮城荘一郎氏より、同センターの入り口付近にこのプリンティングセンターを協賛している40社近くの会社が、それぞれ利用しているスペースを見学しながら説明していただきました。
 その後印刷作業スペースに入り、珍しい簡易うちわを作成する現場を印刷機→型抜き機→加工という工程順に見せていただき、今回のメインとも言うべき、ハイデルベルグ社の10色の大型オフセット機やイスラエル製の縦、横2メートルで凹凸差4oの物ならコルク素材やトタン板までも20分ほどでプリントしてしまうダイレクトプリンター機B.JETを見学、説明していただきました。
 正札シールの青年部の方々からも、12色ハイデルベルグオフセット機の自動インキ配給システムの1色の貯蔵部が五右衛門風呂の様なドラム缶であり、そこから15メートル程離れた印刷機に、天井のインキ専用配給管を伝って供給されるシステムには、見学者から驚きの声が上がっていました。
 見学後、この広大な2千百坪の敷地面積内の印刷システムが、全国に130台置かれているという、自動見積もり機(兼注文機)のプリントキューブにより、データの持込みにより、瞬時に見積もり→注文ができることが説明され、これまた一同驚かされ、シュミレーション説明での価格にも興味を示していた様でした。
 終了後同ビル内にある「ライオン」において正札、神奈川、ラベル組合合同の懇親会が開かれ、そこでもこのプリンティングセンターの機械設備、および全国との印刷発注システムに対する、参加者のこれからの印刷業界との関わり合いなどについて、活発な意見交換が行われました。


技術セミナー開催
「ラベル業界のCTP化
について」テーマに
9月13日 秋葉原都庁舎

 技術・環境対策委員会(森田賢委員長)は9月13日に、秋葉原の中小企業振興公社ビルに於いて、「ラベル業界のCTP化について」と題した技術セミナーを開催します。
 印刷業界では、製版にフィルムを使用しないで、デジタルデータからダイレクトに刷版を製作する「CTP(Computer to Plate)」の普及が目ざましい。
 ラベル業界ではフレキソ印刷の一部で導入されているものの、まだなじみが薄いが、今後ラベル業界、レタープレス分野でも、普及が急速に進むのではという見方もあり、今回これをテーマに取り上げて、技術セミナーとして開催するものです。
 開催概要は次の通り。
 ■日時 平成17年9月13日(火) 午後6時より
 ■会場 中小企業振興公社ビル3階第2会議室 千代田区神田佐久間町1の9
 ■テーマ 「ラベル業界のCTP化について」
 ■講師 エスコグラフイックス潟}ーケティング部長・中尾謙一氏 東洋紡褐機能材料事業部・橋口泰久氏(変更の場合あり)
 ■参加申込み 組合より送付の参加申込書で、FAXにてお申し込み下さい。定員40名になり次第締め切りますのでお早めに。


こんな話、あんな話

 このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介するコーナーです。今回は日経産業新聞に掲載されていた故ヤマト運輸小倉昌男元会長に関する様々な評伝を紹介します。

「自己責任」貫き通す

 陰では規制緩和や民営化を言い立てながら、監督官庁に従順な経済人が多い中で、際立っていた。口だけでなく宅配便を軌道に乗せるため、旧運輸省と対決したのは語り草である。
 既存業者の保護を考える運輸省は、全国網を築こうとヤマト運輸が出す路線認可の申請をなかなか認めない。業を煮やして行政訴訟も辞さずと言うのだから、大いに話題になった。
 当時「勇気がありますね」と尋ねると「黙っていたら役所は申請をいつまでもたなざらしにしている。メディアを通じてドンドン発言すれば、役人はびっくりして動くから楽なんだよ」とこともなげに言っていた。
 経営者らしい現実的な思考法は徹底していた。貨物不振に悩む旧国鉄の総裁から「どうしたら荷物が持っと集まるようになるかね」と助言を求められたことがある。「たくさん持ってきたトラック業者にインセンティブを弾むようにすれば簡単ですよ」と答えたが、「私は商売が分からないから、下に話しておこう」と言う総裁を見て、「これは駄目だ」と直ちに思ったそうだ。
 「市場原理主義者」を自認しており、自由競争を心底愛していた。「経営は矛盾の連続だ。サービスを良くしたいが、コストがかさむ。どうすべきか、はっきり決めるのが経営者の責任」とよく語っていた。答えは「サービス優先」で、「消費者に喜ばれれば事業は必ず伸びる」と言うのが持論である。
 消費者の選択眼への固い信頼が、宅配創業の背景にあった。


2005 2006年版
組合員名簿を発行

 広報・情報システム化委員会(平田登起男委員長)では、このほど「2005 2006 組合員名簿」を発行し、組合員・会友、協賛会に配布いたしました。
 組合員名簿は二年に一度改定して発行していますが、今年は個人情報保護法が完全施行され、個人情報についてこれまでよりもその扱いが厳しくなっているため、組合でもそのデータ管理には最善の注意をいたしますが、各位にあっても名簿の保管、その扱いについては、最善の注意を払っていただきますよう、お願いいたします。
 また、イーメールやホームペードアドレスについては、組合ホームページ上で、希望者に限り掲載する予定ですが、親切なシール屋さんの掲載についても、再度有料にて再掲載する予定ですので、これも改めて組合員各位にご案内いたしますのでお待ちください。



「中小企業倒産防止
共済制度」への加入を

 同制度は、毎月一定金額を掛け、万一取引先事業者が倒産し、売掛金や受取手形などの回収が困難となった場合には、掛金総額の10倍の範囲内で共済金の貸付けを受けることができる共済制度です。
●毎月の掛金は、5千円から8万円までの範囲内(5千円単位)で自由に選べます。
●加入後、増・減額ができます(ただし、減額する場合は一定の要件が必要)。
●掛金は、総額が320万円になるまで積み立てることができます。
●掛金は、税法上損金(法人)または必要経費(個人)に算入できます。
貸付事由 加入後6か月以上経過して、取引先事業者が倒産し、売掛金債権等について回収が困難となった場合です。
貸付期間 5年(据置期間6か月を含む)の毎月均等償還です。



No.52 健康がいちばん!
『紫外線と皮膚がんの関係』

■紫外線は3種類、UV−Bが皮膚がんに関係か
 紫外線は波長によって、3種類に分けられています。紫(バイオレット)の外(ウルトラ)の光ですから、頭文字にUVとつけてUV−A、UV−B、UV−Cです。順に波長が短くなります。
 一番短いUV−Cは、病院の殺菌灯に使われる殺菌力の強い波長です。短波長ですから粒子の性質が強く、照射を受けた細菌などは、そのエネルギーが与えられて変性することが多いのです。逆に言うと、エネルギーを与えて消失、吸収されやすいのです。このため地球を覆う大気・オゾン層で吸収され、オゾンホール真下でもない限り地表に到達することはありません。
 波長の長いUV−Aは逆で、障害物があっても回り込んで先に進んでしまう波の性質が強いのです。皮膚では表皮の下の真皮まで入り込んできます。私たちの体はメラニン色素を作り出し防御しています。さらに、深いところまで達すると、膠(こう)原線維や弾力線維を攻撃して皮膚の弾力を奪ってしまい、やがて皮膚のたるみやシワなどの皮膚の老化を促すことになります。
 一般に、日焼けサロンで用いられているランプはUVAランプです。UVBは、UVAに対して0.1%以下しか放射していません。この二つの中間のUV−Bは、オゾン層で吸収され約半分が地表に届いています。つまり、オゾン層の破壊、減少で増加するのはUV−Bです。オゾンが1%減少すると、UV−Bは約2%増大するといわれています。皮膚では、表皮・角質で散乱・吸収されています。この部分の日焼け、乾燥の原因となります。シミやソバカスを悪化させ、色素沈着を進めます。

■欧米と比べ日本人には少ない皮膚がん
 皮膚がんの日本人の年間発生(人口10万人当たり)は約10人です。30年前は一人程度でした。この10倍の増大は、紫外線が増大したからという宣伝があります。日本では、東北地域に比べ紫外線の量の多い九州は皮膚がんの一種・基底細胞がんの発症は約2倍、沖縄は約4倍です。紫外線を多く浴びると皮膚がんが多発します。ですから、10倍の増大は、紫外線が増大したという宣伝を鵜呑みにしそうですが、10倍の増加は主に高齢化によります。
 皮膚がんは50歳代を超えると増えます。日本人に最も多い皮膚がん(毎年10万人あたり約5人)の基底細胞がんは、60歳代が約25%、70歳以上が全体のおよそ45%。同じく約2.5人発症する有棘(ゆうきょく)細胞がんは、40歳未満は全体の2%程度にすぎませんが、加齢とともに増加し、70歳以上がおよそ60%を占めています。日本は、人口の高齢化が進んでいます。これによって、皮膚がんの性質から発生は増大していますから、年齢構成を補正して発生数を見なければなりません。
 しかし、皮膚がんの発生は、人種差があります。黄色人種の日本人の10万人当の年間発生は10人、黒人(米国)では3.4人、白人では232人(米国)から800人(豪州)です。黒人、黄色人種である日本人が白人種よりも皮膚がんの発生が少ないのは、我々の皮膚にある色素が紫外線から我々を守っているからです。
 市販の日焼け止めや美白剤も、効用よりもその原料に含まれる毒性からデメリットが多いことも指摘されています。

《参考資料》
http://www5.plala.or.jp/nijiya231-9288/HATAKE/hatake_04/hatake_0421_sigaisenn.htm#a02


ラベル会第81回大会
江口玉喜氏が優勝

 今回第81回のラベル会は研修旅行を兼ね、京都の日本ウエスト鰍フ長田和志社長の講演で廃棄物固形燃料化(RPF)のメリットとその将来性について聞いた。関東への進出、川越工場が年内中に完成とのことでした。
 翌日のラベル会は「初穂カントリークラブ」。少々暑かったが高原型のコース。三国連山、赤城山、榛名山などの山々を一望できる魅力的なコースでした。
 5組、19名の参加者は最近では多いほうかなと思い、同伴者リストを確認。サンブライト印刷の嶋田社長、リンテックの大塚部長、日本ウエストの長田社長、そして私の4名。
 大塚さんとは何度かご一緒しているので手の内が読める。嶋田さんは人柄は承知しているが初。永田さんは昨日の講演時のソフトなイメージはなく、眼鏡を外しラフなゴルフスタイルでまるで若武者のいでたち。
 私と嶋田さん、コツコツと打数を重ねるゴルフ。長田さん、大塚さんはドライバーを打つとはるか彼方。右へ左へ霞の中。
 確か16番だったかドラコンホール、2人の飛ばし屋が打ち終え歩き出したが、嶋田さんと私のボールはすぐに見えたが、その50ヤードくらい先にドラコンの旗が、ラベル会一の飛ばし屋恩田さんの名が記入されており、その先30ヤードくらいの位置に大塚さんがラフ、長田さんがフェアウェイに残っていた。
 上がって「ナンボ」のこの世界。結局4人がグロスで大差もなく、18ホールを終えたが、どうやら私が1アンダーで優勝の先頭に並んでいるらしい。どうやら私に負けた事を悔やんでいるであろう三和技研の町田さんが同ネットで2位に甘んじた。私は次回もと密かに思いつつ皆様、幹事様ご苦労様と申し上げ次回の健闘を記念して御礼を申し上げます。