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bQ7400
平成18年7月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbQ74号 メニュー
  ●第48回年次大会・九州福岡大会
    組合員・会友など400名が参加
●第9回ラベル関連ミニ機材展
  11月11日(土)に開催へ
  ●代表者が変更
    北島シール印刷所
●こんな話、あんな話
  粉飾企業を覆う幼児性
  ●従業員を対象とした
    生活資金の融資制度
●協同組合実態調査報告書
  5年間で全体の6割が組合員減少
  ●ラベル会に優勝して
    リンテックコマース(株) 前田晴也

第48回年次大会・九州福岡大会が開かれる
全国から組合員・会友・協賛会など400名が参加
まだ限りない潜在需要が一兆円産業を目指し団結を

  全日本シール印刷協同組合連合会の第48回年次大会・九州福岡大会は、6月9日(金)に、福岡市の「ホテルニューオ―タニ博多」に於いて、全国の組合員・会友、協賛会など約400名が参加して、記念講演会、式典、懇親会など盛大に開催されました。

全国から400名が参加して開催された第48回年次大会九州大会

 式典は午後5時過ぎより始まり、開会宣言、国歌斉唱、先輩物故者への黙祷、来賓紹介に続いて、担当協組の池田国弘理事長が歓迎の挨拶をした後、小宮山光男会長が挨拶をしました。
 小宮山会長は「業界を取り巻く環境は依然として厳しく業界内にも格差が生じています。会長就任以来、皆様のお役に立つにはどうしたらいいかと自問自答してきましたが、開かれた組合にすべく、すべての組合を回って意見を聞かせて戴いております」と、業界内の格差について懸念を表明しました。
 さらに「10年前は900社以上いた組合員も現在は800社を切り倒産、廃業、あるいは組合加入メリットが感じられないという理由からの脱退など、仲間が減っていくという厳しい現状。各協組と連絡を取り合いすばらしい組合にしていきたい。ここに400人の仲間が集まったことで団結力を改めて認識した。
 シール印刷は成熟産業だという見方もあるが、私はまだ限りない潜在需要があると確信している。ワン工程で印刷と加工ができる強みを持っているし、日本の技術は世界に通用する。希望的観測も含めて一兆円産業にしたい」と抱負を述べました。
 この後来賓の祝辞へと移り、協賛会の庄司昊明会長は「年に一度全国の業者が一堂に会するということは素晴らしいことです。シール業界は成熟してしまったという人もいますが、決してそうではないことを自覚していただきたい。我々のビジネスはまだまだこれからです」と参加者に奮起を促しました。
 恒例の組合功労者顕彰では、7協組、9名が表彰され、受賞者を代表して九州シール印刷協同組合のサンコー産業社長の赤星弘幸氏が謝辞を述べました。
 大会宣言では地元九州青年部の藤田誠一郎部長が大会宣言を読み上げ、会場の拍手をもって宣言が採択されました。
 式典の最後は、次回担当協組の東北シールラベル印刷協同組合理事長の池原賢太郎氏が「来年10月に山形で第49回年次大会の開催を予定していますが、これまでとは趣きを異にした分科会形式で開催したいので是非ご参加下さい」と閉会の辞を述べました。
 式典終了後別室に於いて記念懇親会が開催され、小宮山会長の挨拶の後、福岡県印刷工業協同組合理事長の藤島靖氏の音頭で参加者全員が乾杯し、一年ぶりの再会を喜び合う人達や、心づくしの料理に舌鼓を打つ人達などで、会場は和やかな歓談が繰り広げられました。

JSも総会を開催

 全日本シール印刷青年部協議会(略称・JS)は、年次大会に先立って当日の午前11時半より、ホテルニューオータニ博多において、第15回通常総会を開催しました。
 任期満了に伴う役員改選では、会長に山田裕彦氏(京都)、副会長に臼井伸夫氏(正札)、池原賢吾氏(東北)、会計に藤田誠一郎氏(九州)、監査に伊辺巧氏( 北海道)がそれぞれ選出されました。
 JSは今後も活動を通して、親組合の事業にも影響が与えられるように努力していきたいという意見が出され、各協組のコミュニケーションをさらに密にしていくことが確認されました。
 また、総会終了後交流会が開催され、夏川立也氏を講師に「コミュニケーションの5つの間違い」と題して勉強会を開催しました。

青木豊彦氏が記念講演
中小企業に誇りを!

 式典に先立って行われた記念講演会では、(株)アオキの青木豊彦社長が、「夢の実現 モノづくりから人づくり」と題して、約2時間にわたって講演しました。
 同氏は中小企業の街東大阪市で「メイドイン東大阪」の人工衛星を打ち上げようと計画し、東大阪宇宙開発協同組合を立ち上げた人である。
 同氏は「中小企業であることに誇りを持っていこう」と参加者に呼びかけました。



第9回ラベル関連ミニ機材展
11月11日(土)に開催へ
9月に出展受付を開始

 第9回ラベル関連ミニ機材展は、今年も11月11日(土)に、台東区柳橋の「東商センター展示場」で開催することになりました。
 同展は平成10年に第1回が開催されて以来、毎年開催され、協賛会や組合員から好評を博しています。
 大きな展示会は、ビックサイトや幕張で開催されているが、年々規模が大きくな、出展小間代も高騰するなど、出展者にとっても対費用効果という点で、問題があり、入場者から見ても会場まで行くのが大変、見たいものは限られているのに、会場が広すぎるということから、もつとシール印刷業者の目線に立った展示会をという声にこたえて開催されたものです。
 今回も各社が最新鋭の省力化機器や環境対応型の材料などを出展予定で、好評のプレゼンテーションも予定されています。出展受付は9月より。


代表者が変更
北島シール印刷所

 竃k島シール印刷所は、このほど代表者が北島まり子氏から、北島憲高氏に変更されました。


こんな話、あんな話

 このコーナーは、一般紙や業界紙などに掲載されていた、ちょっと面白い話、ためになる話を紹介するコーナーです。今回は日経産業新聞の『眼光 紙背』に掲載されていた゛粉飾企業を覆う幼児性”と題した最近の粉飾企業の例です。

 粉飾企業を覆う幼児性

 「健全に利益を出す企業はそれぞれに文化を異にしているが、利益を捏造する企業は互いに似通っている」・・・・。「アンナカレーニナ」の書き出しをまねるとこうなるだろうか。
 「そんなもうかっちゃうの」「ケイツネ50のほうがかっこいいじゃない」。ライブドア事件の初公判で検察側冒頭陳述が伝える「軽さ」に驚きながら、米エンロン事件を内部告発したワトキンスさんの言葉を思い出した。彼女は社内に蔓延していた文化を「幼児性」と切って捨てた。
 その代表が禁固10年が確定したファストウ元最高財務責任者。リモコンカーで女性社員を追いかけ回す悪ふざけは有名で、粉飾の温床となった特別目的会社を映画「スターウォーズ」から取って「ジェダイ」「チューコ」などと名付けた。
 巨額横領でコズロウスキも元会長らが有罪になったタイコ・インターナショナルの幼児性も度を越えていた。2億円以上をかけてリゾート地に宮殿を精巧に再現し、ローマ風の衣装を着た幹部社員らが踊った。
 粉飾に手を染めた経営者は自分が細いロープの上を歩いていたことを知っていたに違いない。不安を紛らわせるために子供じみた言動に逃げ込んだのではないか。
 あなたの会社の経営者がふさぎ込んでいたら、周囲も気が気ではないだろう。しかし、はしゃぎ出したとしたら、もっと警戒した方がいいかもしれない。


従業員を対象とした
生活資金の融資制度

 東京都では勤労者の福祉を充実する一助として.中小企業従業員生活資金融資を設けています。これは 中小企業に働く従業員に対し、中央労働金庫を通じて生活資金を融資する制度です。

■融資の概要
・融資対象者:中小企業に働く従業員
・資金使途:一般生活資金
・限度額:70万円(特例100万円)
・期間:3年以内。ただし、特例(70万円超)は5年以内。
・利率:年2.0%(平成18年3月1日現在)

■申込受付期間:平成18年4月1日〜平成19年3月31日

■問い合わせ先:産業労働局雇用就業部労働環境課 電話 03−5320−4652
※申込後、審査を実施します。

2.育児・介護休業者生活資金融資
 中小企業に働く従業員で、育児休業又は介護休業を取得する方に、都内信用組合及び中央労働金庫を通じて、生活資金を融資する制度です。

■融資の概要
・融資対象者:育児休業又は介護休業を取得する中小企業従業員
・資金使途:一般生活資金
・限度額:
 育児休業取得期間が3か月以下の方=50万円
 育児休業取得期間が3か月を超える方=100万円
 介護休業(取得期間は問いません)=100万円
・期間:据え置き期間経過後5年以内
(据え置き期間は、育児休業は10か月を限度、介護休業は12か月を限度)
・利率:年1.8%(平成18年3月1日現在)

■申込受付期間:平成18年4月1日〜平成19年3月31日

■問い合わせ先:産業労働局雇用就業部労働環境課 電話 03−5320−4652


協同組合実態調査報告書
ここ5年間では全体の6割が組合員減少傾向を
今後はソフトな経営資源の補完を求める傾向

 本報告書は平成17年度東京都中小企業連携組織対策補助金事業の一環として東京都中小企業団体中央会が実施した「事業協同組合実態調査」の結果をまとめたものです。最近の事業協同組合は長期化した景気低迷や規制緩和の推進、国際化の進展、IT(情報技術)化の急展開等々により、大きな影響を受け、そりあり方が問われています。
 一方こうした厳しい環境下にあっても、従来の共同事業に加え、新たな事業を模索し、取り組もうとしている組合も少なからず見受けられます。
 そこで今回はこうした状況に鑑み、事業協同組合における最近の組合員数の増減傾向など組織の状況や実施事業、あるいは今後の重点事業、部会や青年部、婦人部(女性部)の設置状況、さらにIT(情報技術)化や省エネルギー化への取り組み状況などについて調べてみました。
 調査は中央会の会員である事業協同組合1823組合に対して行われ回答組合は944組合、回収率51.7%だった。調査項目は@組織の状況A事業の実施状況B組合内の小集団活動状況CIT化への対応状況D省エネルギーへの対応等。

1. 組織の状況

■組合員の業種
 回答組合(944組合)の組合員の業種は「製造業」がもっとも多く(186組合)、次いで「サービス業」(175組合)、「卸売業」(148組合)、「建設業」(110組合)の順となっている。

■設立からの経過年数
 設立からの経過年数では「50年以上」が最も多く(200組合 21.2%)次いで「30年以上」(169組合 17.9%)、「10年未満」(165組合 17.4%)、「10年以上」(140組合 14.8%)の順となっている。

■組合員数
 組合員数を見ると「11〜50人以下」が最も多く、(390組合 41.3%)、次いで「10人以下」(201組合 21.2%)、「51〜100人以下」(132組合、13.9%)の順となっており、組合員数50人以下の組合が全体で62.6%と半数以上を占めている。なお、一組合あたりの平均組合員数は116人である。

■最近五年間の組合員数の状況
 最近五年間の組合員数の状況を見ると、「やや減少」が最も多く(363組合)全体の38.4%となっている。次いで「変わらず」(251組合)、「大幅に減少」(192組合)の順となっている。「やや減少」、「大幅に減少」と回答した組合数(合計555組合)が全体の58.7%となっているのに比べ、「やや増加」「大幅に増加」と回答した組合数(合計138組合)は全体の14.6%となっている。

■設立からの経過年数別に見た最近五年間の組合員数の状況
 設立からの経過年数別に見た最近五年間の組合員数の状況は、50年以上から10年以上の組合では「やや減少」がもっとも多い。10年未満の組合では「変わらず」が最も多く、(70組合 42.4パーセント)、また「やや増加」、「大幅に増加」と回答した組合(合計47組合、28.4%)も他と比べて多くなっている。50年以上の組合では「やや減少」、「大幅に減少」と回答した組合(合計165組合 82.5%)が多い。

■組合員数の今後の傾向
 組合員数の今後の傾向は「変わらず」の回答が最も多く(409組合)、次いで「やや減少」(344組合)、「やや増加」(126組合)の順となっている。「やや減少」「大幅に減少」と回答した組合数(合計398組合)が全体の42.1%となっているのに比べ、「やや増加」、「大幅に増加」と回答した組合数(137組合)は全体の14.5%となっている。今後の見通しについても組合員数は「減少」と見る組合が多くなっている。

■最近五年間の事業全般の状況
 最近5年間の事業全般の状況は「やや縮小」と回答した組合が最も多く(320組合 33.8%)、次いで「変わらず」(297組合31.4%)、「やや拡大」(147組合 15.5%)の順になっている。「やや縮小」、「大幅に縮小」と回答した組合数(合計459組合)組合)が全体の48.6%となっているのに比べ「やや拡大」、「大幅に拡大」と回答した組合数(合計188組合)は、全体の19.9%となっている。事業全般の縮小振りがうかがえる。

■事業全般の今後の見通し
 事業全般の今後の見通しは、「変わらず」の回答が最も多く、(338組合 35.8%)、次いで「やや縮小」(330組合 34.9%)、「やや拡大」(187組合 19.8%)となっている。
 「やや縮小」、「大幅に縮小」と回答した組合数(合計403組合)が全体の42.6%となっているのにくらべ、「やや拡大」、「大幅に拡大」と回答した組合数(合計203組合)は全体の21.5%となっている。今後も縮小傾向が続くと見られる。

2. 事業の実施状況

■現在実施している事業
 現在実施している事業を経済事業についてみると「共同購買」(532組合)が最も多く、次いで「共同受注」(287組合)、「金融事業」(257組合)、「共同販売」(143組合)の順となっている。定款に記載されている数とくらべると「共同購買」は定款記載数793組合、実施は532組合で67%の実施、「共同受注」は定款記載数393組合、実施は287組合で73%の実施、「金融事業」は定款記載数571組合、実施は257組合で45%の実施、「共同販売」は定款記載数267組合、実施は143組合で53.5%の実施となっている。「金融事業」の実施は定款に記載している組合の半数以下にとどまっている。

■現在の重点事業
 現在の重点事業は何かについてみると「教育情報」(192組合)が最も多く、次いで「共同購買」(151組合)、「共同受注」(125組合)、「福利厚生」(102組合)の順となっている。非経済事業である「教育情報」、「福利厚生」の回答が多く、組合の事業として非経済事業が重視されていることがうかがえる。

■実施に向けて検討中の事業
 現在実施に向けて検討中であるという事業についてみると「研究開発」が最も多く(36組合)、次いで「共同受注」(32組合)、「共同購買」(28組合)、「金融事業」(24組合)、「教育情報」(21組合)の順となっている。
 この結果は今後の組合事業としてソフトな経営資源の補完を求める傾向が存在することと、従来からの組合事業によるスケールメリットの享受を期待する傾向が存在することをうかがわせる。

(次号に続く)


ラベル会に優勝して
リンテックコマース(株)
     前田 晴也

 6月1日(木)快晴の茨城県阿見ゴルフクラブに於いて第83回ラベル会が開催されました。ゴルフ場には宣広プロの江口社長の車に便乗、丸吾の植田社長、東京タック若山部長と私の4人で向かいましたが、着くまでの間まさに珍道中、この車内の雰囲気こそ優勝への第一歩であったと感謝の気持ちで一杯です。
 スタートホール第一打、幸か不幸か、一組目。ラベル会参加メンバー全員が見守る中、自分でも一打目としてはいいあたりと思ったショットがほんの少しの差で土手に落ち、さらに転がって池ポチャ。今回は(も)ついていないと思ったそのホール。珍しくリカバリーがうまくいき、ボギーで通過できました。
 これで勢いに乗ったのか、次から不思議なくらいナイスショットが続き、前半を自分としては、上出来の43で終了しました。
 ハンディ22。一緒にラウンドした皆さんから優勝できるとの励ましを受けながらの昼食。頑張るぞーと気合を入れてビールを飲み、後半がスタートしました。
 そして後半スタートと同時に自分の修行の足りなさを痛感する事態となってしまったのです。優勝を意識してか好調だった前半のショットはどこへやら、応援してくださった同伴メンバーの皆様からも、まるで別人と言われるくらいショットがひどくなり、なんと後半51、計94、前半の貯金で何とかネットパープレイで収まり、何回か優勝されたことのある実力者がかなりの高ハンディになっていることにも助けられ、優勝させていただきました。
 次回からはハンディ一7、優勝はさておき、もう少し精神面で修行を積んで出場したいと思います。最後になりましたが、行き帰りの車のメンバー、同伴者の皆様幹事ならびに参加者の方々、楽しいラベル会本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます。