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bQ7800
平成18年11月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbQ78号 メニュー
  ●三條機械工場見学会を開催
    間欠式凸版輪転印刷機「ES-150」
●GP製品認定制度が10月よりスタート
  日印産連認定工場製造にはGPマーク
  ●東京都の印刷物入札「請負契約」に
    最低制限価格制度は今後の課題
●10月度理事会報告要旨
  ●随筆・臼井利彦
    年齢と共に楽しいサッカーに
●新社長に日野秀子氏
  日野旭堂(株)
  ●恒例の合同支部会を
    12月14日に開催
●No.57 健康がいちばん!
  『胃がん』は環境因子の影響が大(下)
  ●ラベル会に優勝して
    椛コ田金箔 村田 淳

三條機械工場見学会を開催
間欠式凸版輪転印刷機「ES-150」で
参加者が実際に操作して技術研修会
「ES-150」を実際に操作する参加者
質疑応答では高い評価が目立った
カラー印刷の仕上がりにも目を見張る

 技術環境対策委員会主催恒例の今年度の技術研修会は、10月27日(金)に新潟県三条市の三條機械製作所の本社工場に於いて開催されました。
 今回は単なる工場見学会ではなく、現在最も注目されている、同社の間欠式凸版輪転印刷機「ES−150」を実際に操作して体験するという、これまでにない体験をしました。
 展示会などでは、実際に自分たちで操作することができないため、今回は技術環境対策委員会と青年部が一緒になって事前に三條機械と綿密な打ち合わせを何回か行い、最終的には当日テスト刷りする原稿までこちら側で用意するなど、これまでとは、ひと味もふた味も違う技術研修会・工場見学会となりました。
 青年部は朝一番で先乗りし、調子出しを行い、すべてを自分たちの手で試しながらテスト刷りをするなど、今業界でもっとも評価の高い印刷機の感触を、自分たちの手で確かめていました。
 午後2時からは親組合の参加者も混じり、印刷機械営業部の棚橋本部長、今井部長らの出迎えを受け、簡単な工場内の説明を受けた後、印刷機を製造している機械製造の工程、たばこ製造プラントのシステムプラント工程、ダイカスト金型やロータリーダイを製造するダイ・システム工程、そして世界的な技術レベルを誇る鍛造工程などを見学しました。
 工場見学終了後、質疑応答の時間が設けられ、参加者からは「版貼りが簡単である」「低価格、コンパクト、高品質というキャッチフレーズがうそでないことが実感できた」等々の、実際に操作した感想が述べられた。
 また、三條機械の今井部長からは「UVインキもすでに数社から粘性の高い、切れの良いインキが出ているので、これを使用すればさらに品質の良いものが刷れる。版もCTPがさらに良くなってきているので、今後はもっと引く質も向上する筈」と語りました。
 技術研修会・工場見学会は、午後4時過ぎに終了、青年部の一行は研修旅行を兼ねていたため、そのまま弥彦温泉に向かい、その他の参加者は、車や新幹線で帰京しました。


GP製品認定制度が10月よりスタート
日印産連認定工場製造にはGPマーク

 日本印刷産業連合会(藤田弘道会長)は、グリーンプリンティング認定制度に基づき、GP工場認定制度に続き、10月1日よりGP製品認定制度を開始しました。
 グリーンプリンティング認定制度(略称:GP認定制度)は日印産連が認定機関となり、日印産連「オフセット印刷サービス」グリーン基準(2006年改定版)に基づき、客観的証明により認定を行い、認定マーク(GPマーク)を表示できる制度です。

 本年4月からは、一定のレベル以上の取組を行っている工場・事業所に対して審査の上、認定・登録を行い、9月6日には第1回認定工場、21社、24工場を認定しました。
 また、印刷製品に対しては、認定工場が製造したグリーン基準に適合したものに対して、認定マーク(GPマーク)が表示できるようになります(10月スタート)。
■GP認定制度の特徴
@グリーン基準に基づく環境改善の取組結果を審査(ISO14001との違い)
A工程、事業所取組、印刷物資材等の総合認定制度(他の印刷環境制度との違い)
B公正・公平な審査と客観的評価(第三者からなる認定委員会、評価方法の公表)
C認定工場の社会的評価の向上(認定マーク表示、当連合会ホームページ等での公表)
D認定工場はグリーン基準に適合した印刷製品に認定マーク表示可能(総合的環境マーク)
E環境に配慮した「印刷工場・事業所」「印刷製品」の判別が容易、環境保全活動の一層の促進



東京都の印刷物入札「請負契約」に
東政連 最低制限価格制度は今後の課題

 印刷業界長年の懸案であった東京都の印刷物入札が、これまでの「物品購入」扱いから、「請負契約」になりました。
 これまで東京都の印刷物の扱いは「物品購入」扱いのため、最低制限価格制度が適用されずに、1円で入札されても、制度的にダンピングとはならず、これが価格破壊を招く一因とも言われていました。
 このため、東京都印刷産業政治連盟(木元武一会長)は、4年前から東京都財務局経理部と印刷発注の契約形態について、「請負契約」にするように再三折衝を重ねてきました。
 こうした度重なる折衝の結果、8月29日付で財務局経理部から各局等契約事務主管部長宛に、印刷物契約を請負契約とするように文書で伝えたことが、東政連に報告され、そして9月4日に庁内の周知を完了した報告がありました。
 しかし、今回「請負契約」扱いにはなったものの、最低制限価格の適用については、財務局が実施した庁内のアンケート調査では、価格破壊の事実はないという結果が出たとされ、具体的な例が挙がればその都度調査、検討していくこととなりました。東政連としても東京都発注の印刷物の実に95%が「随意契約」であり、一般競争入札の割合が低く、随意契約のウェイトを減らしていくことも、最低制限価格とあわせて今後の課題としています。


10月度理事会報告要旨

日時 10月17日(火)午後6時
場所 秋葉原中小企業振興公社
《議題》
1.委員会報告
■広報情報システム委員会
 ラベルニュース10月号が発刊されたが、今後も理事や組合員の方に寄稿をお願いしたいと報告し了承された。
■教育経営委員会
 研修旅行では清宮さんに講演していただいたがも若手も出席し、非常に有意義だったと報告された。また、12月6日の合同支部会のテーマについて、清宮さんの講演が非常に評判がよく、参加していない人のほうが多かったので、もう一度合同支部会でやってほしいという声が多いと、事務局からの意見があり、植田委員長と相談してから再度報告することで了承された。
■事業委員会
 組合取扱商品のベタノールの仕入れが、値上げされたため、11月1日より、1枚あたり10円値上げしたいと報告があり承認された。また、低圧電力削減で基本料金を下げるという電子ブレーカーの売込みが、MC東京からあり、検討した結果11月11日のミニ機材展の出展を条件に、組合員に紹介することとなった。
■福利厚生委員会
 来年の合同賀詞交歓会は、1月11日に上野精養軒で開催されるが、今回はラベル組合が担当なので協力が要請された。
■技術環境対策委員会
 @RPF化事業については、両協組で44社が契約し、ラベル組合も22社が契約していること、川越工場も来年の夏には稼動予定であることも報告され、さらに組合員に啓蒙していきたいと要請があった。
 A三條機械の工場見学会は10月27日に開催されるが、青年部が13名、親組合から4名の計17名であることが報告され、テスト刷りサンプルも配布された。
 Bラベル関連ミニ機材展については、現在14社が出展申し込みをしてきているが、当日の入場者を1人でも多くするために、協力してほしいと要請された。
 Cラベルコンテスト審査について ラベルコンテストの審査については、組合員から公表して欲しいとの意見があるが、上位入賞者は公表しているが、それ以外の参加者を公表することは支障がありできないが、電話で連合会に問い合わせれば、自分のところだけは回答してくれることになっていると報告があった。
2.連会報告
 9月13日に開催された三役会について報告があり、シールラベルコンテスト審査結果、ラベルサミットDVD等々について説明された。
3.日印産連報告
 グリーンプリンティング制度についての説明があり、今後シール印刷で盛GPマーク制度が導入されることになると報告された。
4.来期役員人事について
 先日開催された常務理事会で決定された来期役員人事について渡邉理事長より「また次の2年間はその後の体制作りに全力を挙げることが唯一の使命だと思っていますので、協力をお願いしたい」と要請があった。
 続いて本間専務理事から、来年の総会で理事全員が任期満了になるが、これまでのように引き続き理事をお願いしますと言う安易な方法は来期からはとらない。1回カウントをゼロに戻して、渡邉理事長に全面的に協力してくれる人、組合のために本当に動いてくれる人、この2点を条件にして新たに理事を選考するので、今より理事の数が減るかもしれないし、逆に増えるかもしれない。いずれにしても組合の将来を見据えた体制で臨みたいので、ご理解いただきたいと報告があり了承された。 その他
@新規組合員加入承認
 大阪タック加工センターから出されていた加入申請について加入が満場一致で承認された。
A社名変更について
 カタオカ美術印刷が9月より社名を椛・武好雅堂と変更されたことが報告された。


随筆・臼井利彦
勝ちにこだわるサッカーから
年齢と共に楽しいサッカーに

 最近みなさん趣味について書かれていたので、私もそれに習い書かせていただきました。
 私は高校から今までずっとサッカーをやってきました。今でこそ人気のスポーツになりましたが、始めたころは野球の方が人気がありうらやましく思うこともありました。
 その反面昔は、グランドは簡単にとれましたが、今は抽選で毎月グランドを確保するのも難しい状態です。
 若い頃は、“勝ち”にこだわるサッカー、年齢を重ねていくうちに“楽しい”サッカーに代わり、今では運動不足解消になっているかもしれません……?
 私たちの時代のサッカーは、現在日本代表のオシム監督が、“考えて走るサッカー”という方針を掲げていらしゃいますが、私たちは“考えるひまがあったら走る”というサッカーでした。今は“考えてできるだけ走らなくてすむサッカー”というよりは年齢とともに走れなくなってきたというのが正直な所です。
 私のチームは、創部21年になり、平均年齢は30代後半のチームで、江戸川区近辺で毎月練習をしております。だいたい練習は朝早い時間から始めたり、ナイターで始めたりと老体にムチ打ちながらやはりみんなサッカーをすきなのでしょう、よく集まってきます。
 今はフットサルを中心に活動しております。フットサルは動きぱっなしですが、長い距離を走らなくてすむので、中高年にも人気があります。
 ご存知のようにフットサル人気はますます拍車をかけ、テニスコートがフットサルコートにかわってきている状態で、中には、レストラン(焼肉)の下がフットサルコートでフットサルを見ながら食事ができるという場所もあります。
 その他ゴルフもやり、飲み会(朝まで)もあります。青年部のメンバーも何人か入ってもらっていて、高橋さん(アームシール)、北島さん(北島シール印刷所)、川端さん(信星シール)がいます。友達も連れてきてくれて今ではかかせないメンバーになっています。
 また自分の小学生、中学生の息子をつれてくる人もいて、そういった状態で人が人を呼び登録メンバーは50人以上います。ただその時の都合でだいたい15人位が平均して集まります。
 こんなチームですが、サッカーを愛し、お酒を愛する者達の集まりですので、チームに入りたい方、試合をしてみたいと思っている方がいらっしゃいましたら随時募集しておりますので、遠慮なく声をおかけ下さい。

左から北島国芳、臼井利彦、川端信夫


新社長に日野秀子氏
日野旭堂(株)

 日野旭堂(株)は、先に死去した日野憲一社長の後任に夫人の日野秀子氏が就任しました。


恒例の合同支部会を
12月14日に開催

 恒例の合同支部会は、12月14日(木)に台東区東上野の「ラ・ベルオーラム」で開催されます。4時半より講演会「いかに創るかから、いかに売るかへ 第2弾」講師・清宮企画・清宮和夫氏 午後6時より忘年会。


No.57 健康がいちばん!
『胃がん』は環境因子の
影響が大(下)

■検査と診断
 バリウムによる胃の二重造影法は日本で開発され、胃がんの診断学の確立に大きな貢献をしてきました。しかしながら、現在は電子スコープの普及と内視鏡の細径化が進み、組織の採取が可能な内視鏡検査が主流になっています。
 胃がんにかかわらず、がんの治療方法は後述するように病期によって決まります。病期はがんの深達度と広がりの程度によって期から期に大きく分類され、深達度とリンパ節への転移に応じて期はAとBに、期はAとBに亜分類されます。がんの深達度を評価するためには、内視鏡の肉眼所見に加えて超音波内視鏡が有用で、胃外への病気の広がり(リンパ節転移、他臓器転移の有無)を知るためCTを行います。

■治療の方法
 2001年に、日本胃癌学会が病期に応じた標準治療のガイドラインをまとめて、広く一般にも公開しています。とくに、A期に対する内視鏡的粘膜切除術は患者さんへの肉体的負担が少ないこと、胃の機能が温存できること、また入院期間も短いことから日本では積極的に行われています。
 手術不能な胃がんに対する抗がん薬治療は、いくつかのベストサポーティブケア(BSC:抗がん薬を使用しない対症療法)との比較試験の結果、明らかな延命効果が証明されています
 しかし、具体的な薬剤の選択や投与法に関しては、いまだ研究段階にあり、経験豊富な施設、医師のもとでの治療がすすめられます。
 また、セカンドオピニオンを積極的に聞くことも大切です。主に手術不能症例に対して、いろいろな代替医療(民間療法)が普及していますが、その多くは科学的根拠に乏しいもので、これらの治療は十分な説明を受け、納得したうえで受けるようにしてください。
 胃がん全体の5年生存率は、1963〜1969年の統計では44%でしたが、1979〜1990年の統計では72%と明らかに改善しています。病期別の5年生存率は期92%、期77%、期46%、期8%(がん研究振興財団編「がんの統計1999」)となっています。治療法の進歩にもかかわらず、治癒切除例の5年生存率が88%、非治癒切除例の5年生存率が11%であるのに対し、切除不能例の5年生存率は2〜3%と不良で完治は困難です(国立がんセンター)。内視鏡的切除例の5年生存率は、対象がA期に限られていることもあり、80〜95%と外科切除と同等に良好です。

■病気に気づいたら
 体重の減少や消化管の出血が認められた場合はすぐに近くの消化器専門医を受診し、医師の判断に従って検査を受けてください。初診は外科でも内科でもかまいません。何らかの上腹部症状が続く場合は、内視鏡検査を受けることがすすめられます。胃がんによる上腹部の症状は潰瘍の場合とは違い、食事とは無関係に起こります。
 無症状の場合でも40歳を超えたら、内視鏡もしくはX線検査による健康診断を定期的に行うことが早期発見につながります。自覚症状がなく早期に発見された人の5年生存率は97%であり、今や胃がんは早く見つければほぼ完全に治せる病気になっています。前述したように胃がんは食生活の改善により予防できる余地があり、バランスの取れた食生活を心がけることが大切です。

《参考資料》
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10G21500.html


ラベル会に優勝して
椛コ田金箔 村田 淳

 84回と言う伝統あるラベル会にて苦節6年、ゴルフもハンディも変化のないまま長年参加させていただいておりましたが、ラッキーも重なり、やっとのことで初優勝させていただきました。
 本当にうれしいです。ラベルニュースのラベル会歴代優勝者コメントをいつも拝読させていただいておりましたが、こうやって自分で書くとうれしいやら恥ずかしいやらで、複雑な心境になることも実感しております。
 さて、9月24日当日は、やや風があるも絶好の天気でしたが、池も多くコースも挑戦欲をそそるような、しかし、一歩間違えば・・・というコースの続くピートダイロイヤルコース。しかも前日一泊研修会の講師をやっていただいた清宮さんに優勝していただこうというラベル会参加メンバーのかたがたの表面上?の雰囲気等々、さまざまなプレッシャーがありましたが、今回は年齢順の組み合わせということで、同伴の三和技研高橋さん、日本ウエスト長田さん、タック化成高野さんと、比較的若い方々(失礼)の最終組で回らせていただき、楽しく、リラックスした中でプレーさせていただいたことが、プラスにもなっていいスコアを出せたと思います。また同ネットで本来は優勝の昇栄シールの弓納持さんがなんと前回、前々回欠場されていたお陰で、まさに繰り上げ・棚簿他の優勝でした。ゴルフの内容としてはトリッキーな四つのショートホールを3パー、1バーディで上がれたこと、後半3つのダボが続きましたが、我慢して売店でビールを飲まなかったこと、そして得意のスライスボールでフェアウェイキープを心がけてOBと池ポチャを出さないですんだことが大きかったと思います。
 思い出に残る1一日でした。本当にありがとうございました。