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bR0800
平成21年8月号00
00東京都ラベル印刷協同組合
00111-0051 東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会00
TEL(3866)4561 FAX (5821)644300

ラベルニュースbR08号 メニュー
  ●今年度最初の支部会合同で開催
    セミナーと懇親会で意見交換を
●ラベル関連ミニ機材展
  11月14日(土)に開催へ
  ●GP申請書作成説明会
    毎月15日に開催へ
●青年部第1回定例会
  今年度事業を確認
  ●理事会議事録要旨 ●ご存知ですか?
  「GS1データバー」
  ●No.68 健康がいちばん!
    「マイナスイオン」とは

今年度最初の支部会合同で開催
セミナーと懇親会で意見交換を
スクリーニング(網点)技術で差別化を
シール・ラベル印刷CTP化への取組み
CTP製版のスクリーニングについてのセミナーを

 今年度最初の合同支部会は、7月29日(水)午後6時より、秋葉原の中小企業振興公社3階会議室において、エスコグラフィックス鰍講師に招き、「CTP製版のスクリーニング(網点)技術で差別化を」と題して開催されました。
 セミナーは園田技術環境対策委員長の司会で、今回のセミナー開催の経緯が説明された後、講演に移りました。
「スクリーニング技術で差別化 シール・ラベル印刷のCTP化への取り組み」と題して、1時間半にわたって説明しました
 デジタル製版と従来の製版工程との比較をしながら説明し、CTP化の利点として@フィルム作業が不要になるため、機材、材料、スペース、廃棄物の削減A品質管理向上、ハイライト再現、版品質の標準化、ゴミ、キズ問題解決B工程簡素化によるエラー削減Cデジタル化による作業の柔軟性向上D容易な在版管理―などをあげた。
 露光工程でも、通常のUV露光工程では、プレートの上にフィルム、その上にさらにバキュームシートが重なっているため、紫外線の拡散で過大なドットゲインか増大で、ディテール再現性の低下や、フィルム各層間のホコリが密着不良の原因となり,ボケ,ヌケの可能性が増大すること。
 一方、デジタルイメージングのUV露光工程は、ダイレクトコンタクトのため樹脂上に直接塗布されたマスク層がレーザーで除去され、樹脂面に直接紫外線が照射されるので、紫外線の拡散がない、ホコリの進入がない、などの特徴があると説明。
 さらに同社独自のスクリーニング(網点)技術によって、さらに高い解像度が可能となり、シール・ラベルは、従来のアナログからCTP化によって高品質化と付加価値印刷の時代になってきたと結びました。
 セミナー終了後、会場を「ばんげや」に移し、午後8時より懇親会が開かれました。高橋西支部長の司会で進められ、弓納持理事長の音頭で全員で乾杯、新支部長となった東支部の池田支部長が「新米支部長ですが、皆さんの協力で頑張ります」と挨拶しました。
 引き続き自己紹介が行われ、さらに各委員会の委員長から、委員会報告や要望などが出され、これまでの支部会とは一味違った内容となりました。
 やはり話題の中心は、一向に上向いてこない景気の話でしたが、その不況をも吹き飛ばすような、若手のエネルギーに圧倒された支部会は、午後10時過ぎにお開きとなりました。


ラベル関連ミニ機材展
11月14日(土)に開催へ
出展者の強い要望で2年ぶりに

 第11回ラベル関連ミニ機材展は、11月14日(土)に、台東区柳橋の『東商センター展示場』に於いて、2年ぶりに開催されることとなりました。
 同展は平成10年に第1回が開催されて以来、毎年開催され、業界の恒例行事として定着し、ラベル組合のみならず、北海道や西日本の組合員や、エンドユーザーなども訪れる展示会となりました。
 大型展示会は会場が遠すぎる、出展費用が高い、会期が長すぎる、等々の理由から、一般のシール印刷業者が足を運ぶことは少ないのが現状。
 そこで出展者とシール印刷業者の要望を満たす展示会をと、12年前に第1回目を開催、出展者からは出展費用が安いこと、会期が1日で短いこと、シール印刷業者からは、会場が近いこと、土曜日の開催なので、従業員も見に行かれることなどが評価され、毎年多くの入場者が足を運ぶようになった。
 昨年は開催を見送ったが、ぜひ開催してほしいという声が多かったため、今回の開催になったもので、出展申込書は今月中に送付の予定。

前回の第10回ミニ機材展風景


GP申請書作成説明会
毎月15日に開催へ
日印産連が決定

 日本印刷産業連合会(山口政廣会長))では、環境に配慮した印刷の総合認定制度『グリーンプリンティング(GP)認定制度』が、ここにきて申請者が増えてきているため、7月から「GP申請書作成説明会」を、毎月15日に開催することになった。
 GP認定制度は、平成18年9月6日に第1回認定工場が認定されて以来、年々申請者が増え、前回の第11回認定工場では、当組合の弥生印刷紙工鰍ェ、シール印刷業界としては全国で7番目として認定され、10人以下の企業としては業界初の認定工場となった。
 そして今回の第12回目の認定工場では、正札シール組合のMSP鰍ニファインラベルが認定工場となり、シール印刷業界でもやっと関心が高まってきた。
 シール印刷業界以外でも、GP認定工場に対する関心は日増しに高くなってきており、このため日印産連では、難しいと言われている申請書の作成について説明会を毎月1回実施することにしたもの。
【GP申請書作成説明会開催について】
○毎月15日開催
○参加費無料
○申請に必要な次の内容を具体的に説明
 GP申請書の書き方
 添付書類作成方法
 現地審査の内容 等
○チェックシート記入の上、ご参加下さい。
 (もちろん、不完全でかまいません)
○参加希望者は事務局にお申込み下さい
 第3回:8月17日(月) 時間等未定
 第4回:9月15日(火) 時間等未定
 第5回:10月15日(木) 時間等未定


青年部第1回定例会
今年度事業を確認

 青年部・第1回定例会が、6月26日午後7時から、田端にある中国酒家「遊川」にて行われました。
 弓納持氏の司会の下、今年度から部長に就任した高橋氏の挨拶があり、乾杯と続き、理事会での決定事項の報告がありました。
 内容は、青年部顧問に(有)園田シールの園田哲三氏が就任、また印刷産業青年連絡協議会(印青連)副会長に臼井利彦氏が就任、年間行事予定報告として7月の勉強会の説明(印青連と共催で工場見学)、国内研修旅行(TOKA&日本ウエスト見学)、9月大阪勉強会(ミニ間欠機勉強会)、10月年次大会 JS交流会のお知らせ(オンデマンドのこれからについて)、11月ミニ機材展の出展について説明されました。
 今回から青年部に顧問を置き、力を貸して頂こうと園田氏に引き受けていただきました。今回は残念ながら怪我のため欠席となりましたが、これからまた一緒に青年部を盛り上げていってもらいたいと思います。
 決定事項の報告の後、(株)大東マーク工業の清水氏から新社屋完成の報告と、新しいパンフレットが配られました。とても立派な工場で、みなさん刺激を受けていました。

今年度第1回目の青年部例会


理事会議事録要旨

■日時 6月25日(水)午後6時〜
■場所 中小企業振興公社秋葉原庁舎
■出席者 弓納持昇 栗原延行、本間敏道、植田冶司、平田登起男、園田正義、坂内仁英、臼井利彦、高橋邦浩、近藤健司、池田智之、栗原正文、森田 賢
《議題》
@委員会報告
 技術環境対策委員会(園田委員長) 7月29日にCTPセミナーの開催をエスコグラフィックスの協力で予定しており、合同支部会として開催と報告。また、これ以外にも11月14日にミニ機材展や、来年2月に大東マークの工場見学なども予定している事が報告。
 教育経営委員会(臼井委員長) 6月13日に王子板紙日光工場の見学報告と、今後の予定として清宮さんを講師にしたセミナー、9月にシルク業界から3社を招いて仲間作りのためのセミナーの開催等を報告。
 事業委員会(森田委員長)
 組合取扱商品の見直しを検討し、売れているもの、売れていないものの区分けをはっきりし、両面テープについてはリンテックと東洋インキに協力を依頼、組合推奨品と言う形で今後取扱っていきたいと報告。
 福利厚生委員会(栗原委員長) 6月13日、14日に開催された研修旅行の報告と、日程や参加費について今後検討すると報告。
 広報情報システム化委員会(本間委員長) 組合員名簿とラベルニュース7月号が完成し、すでに配布したことが報告された。
A連合会報告(弓納持理事長) 6月19日に開催された連合会の総会について報告があった。
Bラベルコンテストについて(園田技術委員長) 今回も自由課題と規定課題に分かれており、組合のホームページよりダウンロードできるので、一社でも多く参加してほしいと要請。
C年次大会名古屋大会について 本間専務理事より10月16日の年次大会名古屋大会から財源不足のため参加費の組合補助は行わないとの説明があり了承。また、組合功労者推薦は、森田賢常務理事を推薦した。
Dその他 日印産連の印刷文化典の組合振興章に、栗原延行常任顧問を推薦。


ご存知ですか?
新しい標準バーコードシンボル「GS1データバー」
有効期限やロット番号など複数の商品属性情報が追加

■GS1データバーとは
 GS1データバーは、一般消費財分野で広く利用されているJANシンボルと同様、定置式POSシステムでも利用できることを目的とした新しい標準バーコードです。
 その特徴は、JANシンボルに比べて、表示面積を少なくできる(省スペースである)こと。さらにアプリケーション識別子(AIと略)を利用して、JANコード(商品識別コード、以下GTIN)以外に、有効期限やロット番号などの任意かつ複数の商品属性情報を追加表示できることです。
 ※GTIN (Global Trade Item Number) 従来のJANコードや集合包装商品コードなどのGS1関連商品コードの総称。
■2010年から一般消費財で利用可能に
 流通システム分野の国際的な標準化機関であるGS1では、一般消費財分野において従来のJANシンボルに加えて、定置式のPOSシステムでも読み取りが可能な四週類のGS1データバーを、2010年1月から利用可能とすることで合意しています。
 ただし、GS1データバーをソースマーキング商品で利用していくためには、製配販三層における表示内容の標準化を初め、小売業や卸売業などの利用者側におけるPOS機器、ハンディターミナルなどの対応や商品メーカーにおけるソースマーキング対応が前提となります。
 GS1データバーは、1990年半ばに当時の北米のコードセンターであるUCC(現GS1US)の主導で、開発が始まりました。1999年に仕様が確定し、2001年には医療材料や医薬品等の分野におけるGS1標準シンボルとなっています。
 わが国においても2008年秋から一部の医療用医薬品の使用単位(個装)や販売包装単位(中箱)に表示されることが決定しています。
 ※当初はRSSコードと呼ばれていましたが、2007年2月にGS1データバーと改称されました。
■GS1データバーの種類
 GS1データバーには3系統7種類のシンボルがありますが、2010年からの標準化の対象は定置式のPOSシステムでも利用可能な次の2系統4種類のシンボルです。
(1)標準系(オムニディレクショナル系)
 JANコードと同様に、GTIN(商品識別コード)のみを表示するシンボルです。横一段の標準型(オムニディレクショナル)と、標準タイプを分割して二段にした標準二層型(スタック・オムニディレンショナル)の2種類があります。
 特に標準二層タイプは、表示スペースの制約がある小物商品や、曲面へのシール添付が必要なばら売りの青果物など、従来、マーキングが難しかったような商品への利用が期待されています。
(2)拡張系(エクスパンデッド系)
 GTIN(商品識別コード)に加えて、GS1‐128と同様にアプリケーション識別子(AI)を利用して、商品の有効期間やロット番号などの任意の属性情報を複数表示可能なシンボルです。
 横一段の拡張型(エクスパンデット)と、拡張タイプを多段表示にした拡張多層型(エクスパンデット・スタック)の二種類があります。標準形が数字のみであるのに対して、拡張系はさらに英字(アルファベット)や記号の利用も可能です。
■GS1データバーを利用するには
@GS1データバーの利用者側(小売業、卸売業など)
 GS1データバーに対応した定置式POSスキャナー(システム)やバーコードラベル発行機、計量プリンター、ハンディターミナルなどのバーコード関連機器を準備する必要があります。この場合、必要に応じてGS1データバー対応機器へのアップグレードまたは入れ替えが発生します。
AGS1データバーのソースマーキング側(商品メーカーなど)
 一般に広く流通する商品のバーコードシンボルをJANシンボルからGS1データバーへ切り替えるには、製配販三層間での表示情報項目の標準化が必要です。
 なお、2010年以降に商品に表示するシンボルとして、GS1データバーを選択する場合は、事前に取引先の読み取り(スキャニング)に問題がないことの十分な確認が必要です。
■GS1データバーのインストアでの利用はいつからでも可能です
 2010年からの企業間での利用開始に関わらず、小売業がGS1データバーを企業内(インストア)商品やPB商品などのように限られた取引先との間だけで利用することは、準備さえ整えばいつからでも実施可能です。
■アプリケーション識別子(AI)とは?
 アプリケーション識別子(Application Identifier 略称AI)は、製造年月日、有効期限、ロット番号、重量などの各種の商品属性情報をバーコード化する際に各属性情報の先頭に付加して、その種類とフォーマット、データタイプ(数字/英数記号)、データ桁数、可変長/固定長の別を管理する2〜4桁の識別コードです。
■従来のシンボルも引き続き仕様できます
 GS1データバーが標準に加わった後も、これまで商品のマーキングに使われてきたJANシンボルは従来通り使用できます。GS1データバーは、バーコード表示の省スペース化やAIを利用して商品の属性情報の表示を実現していくのに適したシンボルであり、従来のJANシンボルとは補完関係にあります。


No.68 健康がいちばん!
「マイナスイオン」とは
細胞を活性化させる作用

■マイナスイオンって何?
 最近、やたらとマイナスイオンと言う言葉を聴くようになったと思いませんか。
 マイナスイオン発生の加湿器だとかエアコン、空気清浄機等々、目にしたり耳にしたりしない日はないくらいです。
 『イオン』 は目に見えるものではなく、また捕まえようもないものなので、馴染み難く理解しにくい言葉です。皆さんも、中学や高校の理科の授業で、原子や陽電子、中性子について勉強した覚えがありますね。
 空気中にはミクロンから分子程度の大きさの電子を帯びた微粒子が浮かんでいます。その中で分子が10個から、100個ほど集まった大きさの粒子を 『小イオン』 と呼んでいます。そのうちマイナスに帯電しているものを『マイナスイオン』と呼んでいます
 大気のイオンは大気電界の強弱に大きく関係し、大気の汚染度、湿度などにも大きく影響されます。
 大気が汚れて湿度が高いときには、空気中にプラスのイオンが多く、大気電界もプラスになっていますし、その反対に大気が澄み切って湿度が低く、清々しい状態のときは、空気中にマイナスのイオンが多く大気電界もマイナスになっている、という傾向があります。
 また、大気中のイオンは地球の内部や外部から大きく影響を受けています。たとえば地殻から放射線物質による電離、また大気圏外からの宇宙線、紫外線、熱による気体の酸化、さらに雷の放電などにより影響すると考えられています。
 外部からの何らかのエネルギーが分子に加わることで、通常、電気的に中性を保っている分子がマイナス電子を引き剥がされることでプラスイオンに変化し、また、引き離された電子が他の分子に捕まえられてマイナスイオンになります。
 つまり、イオンとはプラスかマイナスかどちらかの電気を持った原子のことで、電子が少ない原子(またはそれが集まった分子)をプラスイオン、電子が多い原子(またはそれが集まった分子)をマイナスイオンと呼ぶのです。

■私たちを取り巻く環境
 人は、都市に一日いる間に、約9.5kl 空気を吸います。この空気にはなんと約200億のゴミ、ほこり、化学物質などの異物が含まれています。このような大気汚染物質はプラスイオンを増加させ、生体に悪影響を及ぼします。
 肺から吸い込むプラスイオンは、酸素と一緒に血液中に溶け込み血液を酸性に傾け、活性酸素を増加させます。
 身体にプラスイオンが多く影響されるようになると、細胞膜におけるナトリウムやカリウムなどの電解質や老廃物の通過が悪くなり、栄養成分も細胞内に入りにくくなります。悪い老廃物が外に排出できなくなると身体に毒素がたまり、病気が誘発され、老化が進行します。プラスイオンは、まさにあらゆる病気の原因ともいえるのです。

■細胞の活性が高まるマイナスイオン
 一方、大気中にたくさんのマイナスイオンがあれば、プラスイオンは中和されて少なくなります。マイナスイオンが強くなると、生体組織を構成する細胞の活性が高まり、膜を隔てての物質の輸送や交換の新陳代謝が活発になり、身体の生命力が強くなります。
 そもそも、自然の中の空気のきれいなところでは、気持ちがいいではありませんか!「生き返った気がする」という人もいるでしょう。

(引用資料)
http://www.minus-ion.com/ion.php