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No.329  
平成23年7月号  
  東京都ラベル印刷協同組合
  〒111-0051  東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会  
TEL(3866)4561 FAX (5821)6443  


ラベルニュースbR29  メニュー


●小規模・零細企業に希望と勇気を ●第53回年次大会・京都大会
●品質基準の標準化に
   特別委員会を設置す
●第21回シール・ラベルコンテスト
●東北支援のために ●連合会が第52回通常総会を
●中小企業トップセミナー ●節電対策はお済ですか?
●No.96 健康がいちばん!
   加齢黄班変性とは

小規模・零細企業に希望と勇気を
前田印刷所がGP認定工場に
5人以下企業としては業界初




  当組合の(有)前田印刷所(前田八重子社長 東京都北区田端3−5−12)は、日本印刷産業連合会の第20回グリーンプリンティング認定工場の申請をしていたが、6月15日に開催された認定委員会に於いてその申請が認められ、GP認定工場として正式に認可されました。
  今回の同社の認定の意義は大きく、シール印刷業界では14番目の認定工場(シール部門としては15工場目)ですが、5人以下のいわゆる小規模・零細企業が取得したのは初めてで、今後業界の同じ規模の組合員に、希望と勇気を与えるものと見られています。
  そもそもGP認定制度とは、日印産連が認定機関となり、日印産連「各印刷サービス」グリーン基準に基づき、客観的証明により認定を行い、認定マーク(GPマーク)を表示できる制度で、本制度は印刷形式により、オフセット、シール、グラビア(軟包装)、スクリーンの4部門に分かれています。
  2006年9月に第1回の認定工場が認定され、第6回まではオフセット印刷部門だけでしたが、2008年3月の第7回では初めてシール印刷とグラビア印刷が認定されました。
  一昨年3月には、弥生印刷が10人以下の小規模零細企業としては初めて認定され、その年の12月には池田印刷も認定工場となりました。
  前田印刷所も組合が3年前に開催した「GP認定申請説明会」に参加した4社のうちの1社で、昨年10月より申請のための準備に入り、今年1月にキックオフし三ヶ月のデータを作成し申請したもの。
  前田印刷所の前田八重子社長は「当社は昔から化粧品関係の仕事が多かったので、得意先よりISOの話がありましたが、うちのような小規模企業では取得費用やスタッフもいないので取れないと思っていました。そんな時に組合のGP認定制度の説明会に参加して、弥生印刷さんや池田印刷さんが認定されたので、すごいなと思いました。清宮さんに全面的にお手伝いをして頂き、今回認定を受けることができましたが、組合や清宮さんがいなければ、とても取得はできなかったと思います」と語っていました。
  また清宮和夫氏も「弥生印刷さんや池田印刷さんの時と比べて、だいぶ正確性が求められ、追加項目も増えるなど大変でしたが、5人以下の専任のスタッフがいない所でも、やる気さえあれば、取得することができると言うことが証明されたことは、同じ規模の組合員にとって大きな希望と勇気を与えた」と語っている。



第53回年次大会・京都大会
10月7日にリーガロイヤルホテル京都
「みんなの力をひとつに 頑張ろう日本」
参加申し込みを受け付中!

会場となるリーガロイヤルホテル京都

  全日本シール印刷協同組合連合会主催の第53回年次大会・京都大会は京都シール印刷工業協同組合の担当で、10月7日(金)に京都の「リーガロイヤルホテル京都」に於いて開催されます。
  今回は「みんなの力をひとつに 頑張ろう日本」をテーマに開催されるが、3月11日の「東日本大震災」から復興をアピールする大会となると見られている。
  開催概要は次の通り。
開催名称 第53回 年次大会・京都大会
開催日 平成23年10月7日(金)
開催内容 記念講演、大会式典、懇親会、エクスカーション
同時開催 第21回シールラベルコンテスト作品展示及び表彰式 全日本シール印刷青年部協議会交流会
会場 リーガロイヤルホテル京都 京都市下京区東堀川通塩小路下ル松明町一
参加費 基本セット(講演・記念式典・懇親会
二万円 同伴夫人一万五千円
参加申込 案内パンフレット7月中旬配布 8月31日申込締め切り
宿泊 シングル・一万四千五百円(朝食付) ツイン・二万一千円(二名一室利用 朝食付)
プログラム
 受付 午後1時半より
 記念講演 午後2時半から4時
 講師 大日本スクリーン製造株式会社 代表取締役会長・石田 明氏
 演題 「脱本業・拡本業へのイノベーション」
 「思考展開」という経営理念や「脱本業・拡本業」と言う自身の経営心情に基づき創業のフォトリソグラフィ技術を原点として、次々と新たな事業領域に挑戦し続けた軌跡。
大会式典 午後4時15分から5時45分
懇親会 午後6時から8時まで。 
エクスカーション 10月8日(土)午前9時から午後1時 JS主催
メディアスクエア京都 ホワイトカンバス洛西(いずれも大日本スクリーン製造) 日本コカコーラ京都工場(変更の場合あり)



品質基準の標準化に
特別委員会を設置す

  組合ではここ最近、厳しさを増す印刷品質基準について、業界として印刷品質基準の標準化が図れないかと、「印刷品質基準標準化特別委員会(仮称)」を設置しました。
  これはせっかく収めたラベルが、ピンホールのために全品ロットアウトになったなどという過剰品質の要求に、業界として品質基準の標準化ができないかと言う声に応えて設置したもので、今後二年間かけて標準化のための素案作りをして、その後連合会、そして日印産連に上げて、標準化を図ろうという構想。
  この過剰品質問題は、シール・ラベル業界だけでなく、グラビアや一般印刷業界でも大きな問題となっており、いずれの業界でも一定の基準作りが急がれており、資源のムダと言う観点からその実現が待たれている。第一回目の委員会は7月4日に開催される。



第21回シール・ラベルコンテスト
今年も自由と規定課題で開催
詳細は組合ホームページから

  全日本シール印刷協同組合連合会主催の「第21回シール・ラベルコンテスト」は今年も自由課題、規定課題で開催され、現在応募受付中です。 このコンテストは全日本シール印刷協同組合連合会所属協同組合の組合員・会友の技術向上を目的に開催されるものです。   応募要綱は次の通りです。

■応募資格
全日本シール印刷協同組合連合会所属協同組合の組合員・会友
■応募期間
2011年7月1日(金)〜7月22日(金)当日必着
■賞(予定・申請中)
経済産業大臣賞ほか(基本的には第20回に準ずる)
■審査
審査は一次審査および二次審査を行い、各賞を決定・発表いたします(一部の賞は、一次審査の結果で選出)。
■表彰式
第53回年次大会・京都大会(10月8日)において
■応募課題
自由課題および規定課題(平圧・輪転)
※規定課題のデータはこのアドレスからダウンロードしてください。輪転課題はカンプを支給いたしますので、応募用紙を申し込む際に所属協組にお申し込み下さい。

http://www.seal.gr.jp/21contest/bosyu21.htm
■応募方法・注意事項
2011年用応募台紙を用いてご応募下さい。なお、応募台紙およびカンプは所属協組にあります(連合会にはありません)。
応募に当たっては下記「実施要綱」をダウンロードし、必ずご確認の上、同要綱に従って下さい。
 ※応募作品に不備があった場合、審査対象外となることがあります。
■応募先
〒110−0015 東京都台東区東上野3−25−1(Kiビル) 全日本シール印刷協同組合連合会 事務局まで



東北支援のために
組合研修旅行を開催
福島磐梯熱海温泉で

  組合恒例の研修旅行は、3月の東日本大震災のために、開催を見送っていましたが、過度な自粛はむしろマイナスとの判断から、8月に開催することとなりました。
  当初は山梨県での開催を検討しておりましたが、むしろこういう時期だからこそ、せっかく開催するなら東北で開催して、いくらかでも復興に役立てたいとの趣旨から、今回は福島県郡山市の磐梯熱海温泉での開催が決定しました。
  日時 8月27日(土)、28日(日)
  研修内容 「印刷品質基準の標準化について」
  講師 全国グラビア印刷協同組合連合会会長 田口 薫氏
  場所 磐梯熱海温泉「清稜山倶楽部」
  翌日は熱海カントリークラブにて第96回ラベル会と観光コースを予定していますので、ふるってご参加下さい。



連合会が第52回通常総会を
会長に小宮山光男氏を再選

小宮山光男会長

  全日本シール印刷協同組合連合会は、5月30日に上野精養軒に於いて「第52回通常総会」を開催し、会長に小宮山光男氏を再選しました。
  第一号議案・平成二十二年度事業報告書並びに決算関係書類承認の件、第二号議案・平成二十三年度事業計画案、収支予算並びに経費の賦課及び徴収方法決定の件、第三号議案・平成二十三年度借入金残高最高限度額決定の件、第四号議案・平成二十三年度役員報酬決定の件がすべて満場一致で原案通り。可決承認されました。
  続いて第五号議案・任期満了に伴う役員の選任に関する件については、指名推薦性が採られ、小宮山議長により選考委員が指名され、選考委員による選考委員会の結果、各協組から提出された理事及び監事候補者名簿記載の各氏を選出したい旨が諮られ、満場一致で就任が承諾されました。
  別室に於いて新理事による理事会が開催され、会長には小宮山光男氏が再選され専務理事にも深沢勇氏が再選されました。
  平成二十三年度事業計画は次の通り。
  1. 経営・環境に関する事業
    @経営・労働に関する情報収集と周知徹底
    A中小企業に関する助成制度の情報収集と周知徹底
    B日印産連「GP認定制度」の組合員への周知徹底とともに関連業界及び得意先への周知を図りPR。
    C各テーマによるセミナーの開催
  2. 技術・特許に関する事業
    @第21回シール・ラベルコンテストの実施及び第22回世界ラベルコンテストへの参加
    Aシール印刷に関連するデジタル印刷の動向に関する情報収集と提供。
  3.広報に関する事業
    @機関誌「全日シール」年四回定期発行
    Aホームページの運用と活用
  4.年次大会の開催と準備
    @第53回年次大会・京都大会の開催(平成23年10月7日)
    A第54回年次大会・東京大会の準備(平成24年10月19日)
  5.その他
  経済産業省及び関係省庁、諸団体、日印産連が開催する各種行事・セミナー等への参加。日印産連等からの講師派遣による「講演会、講習会」の開催。
  東日本大震災に際してお見舞金を東北協組、義援金を全国中小企業団体中央会に送った。また、復興支援シールを作成してシールラベルを通じて被災地の復興支援に協力して社会貢献活動にも尽力した。
  新役員は次の通り。
▼会長・小宮山光男(正札)▼副会長・疋田賢司(大阪)、大和誠(北海道)、渡邉正昭(東北)、弓納持 昇(ラベル)、三浦順治(神奈川)、岩田真人(東海)、藤木俊夫(京都)、原眞治(四国)、柴田健一(九州)▼専務理事・深沢勇(正札)▼常務理事・田中幸晴(正札)、田中浩一(正札)、田中祐(正札)、三川伊三郎(正札)、平山良一(ラベル)、山下庫太(神奈川)、永井謙太良(大阪)▼理事・有原常貴(北海道)、池原賢吾(東北)、佐藤邦城(正札)、森屋則彦(正札)、唐津元(正札)、野尻公義(ラベル)、河合貴之(東海)、山中克典(東海)、大河内康史(東海)、鶴田龍士郎(京都)、湯浅良昌(大阪)、谷口真司(大阪)、押条重光(四国)、濱崎順一(九州)、▼監事・木村俊文(正札)、渡邉正一(ラベル)、下井健司(大阪)



中小企業トップセミナー
「未来へ!中小企業の挑戦」
中央会が9月9日に開催

  東京都中小企業団体中央会と東京都中小企業経営者協会は、毎年恒例の「中小企業トップセミナー」を今年も開催します。
  開催日時:平成23年9月9日(金) 午前10時20分開会
  開催場所:「ロイヤルパークホテル 二階・有明」
    中央区日本橋蛎殻町2−1−1 TEL03(3667)1111
  参加料:お一人様 一万五千円(受講料、資料代、昼食・コーヒー代を含む。)
  内容:「中小企業における危機管理の本質」 講師・志方俊之氏(帝京大学法学部教授) 午前10時半から正午
    「今、我々中小企業は何をなすべきか 〜日本経済の復興に向けて〜」 講師・黒瀬直宏志(嘉悦大学経営経済学部教授) 午後1時から2時半
    「失敗に学ぶ経営学 〜ゼロからの出発・七転び八起きの道〜」 講師・塩崎凱也(株式会社エス・ティー・ジー 大阪虎屋相談役) 午後2時45分〜4時15分
  定員:140人
  申込締切日:平成23年9月2日(金) ただし、定員に達し次第締め切らせていただきます。
  キャンセル:9月5日(月)以降はキャンセル料として参加料の全額を申し受けます。
  お申込方法:中央会か組合にご請求下さい。
    なお、参加申込書はFAX(03−3545−2190)にてご送信ください。
  お振込み先:銀行名  商工組合中央金庫 本店営業部(当)No.2000202
    三井住友銀行 京橋支店:(当)No.6206280
    みずほ銀行 銀座中央支店(当)No.16416
    ※ 誠に勝手ながら送金手数料は、貴組合等でご負担願います。
    口座名「東京都中小企業団体中央会」
  お問合せ先:〒104−0061 東京都中央区銀座2−10−18
    東京都中小企業団体中央会労働課 担当鈴木(篤)、濱本
    TEL 03(3542)0388(直通)
    FAX 03(3545)2190



節電対策はお済ですか?
―中小企業同友会―
節電マニュアルを刊行

  この夏場の電力不足に備えて、大企業や中小企業では様々な節電対策が採られていますが、あなたの会社の節電対策はどうなっていますか。急な大規模停電に対応できますか。
  すでに自動車業界では九月までは土日の休みを木金に変更して、電力不足に対応していますが、東京中小企業家同友会では、中小企業のための節電マニュアルを刊行しています。
  同マニュアルでは節電行動計画を大きく左記の5つのステップにわけて作成します。
ステップ1  電力消費の現状を理解する。
ステップ2  社員と共に考え、社員の智恵を集めよう。
ステップ3  自社の消費電力を把握する。
ステップ4  節電行動計画を立てよう。
ステップ5  節電の実施と検証と改善→ステップ2 へ
  同マニュアルは、今回の取組みを自社の経営計画づくりや全社一丸の経営づくりの一環として位置づけ、自社の省エネルギー化を推進する好機ととらえて、前向きに取り組んでいくことを呼びかけています。是非あなたの企業でも。
左記にアクセスを。
中小企業のための 節電対策簡易マニュアル



No.96 健康がいちばん!
加齢黄班変性とは
高齢者の失明原因のひとつ
■黄斑の役割とは
網膜のなかでもっとも重要な部分は、ものを見る中心となる黄斑(おうはん)です。黄斑は視力にもっとも関わりが深く、色を識別する細胞のほとんどはこの部分にあります。
黄斑に異常が発生すると、視力に低下を来します。また黄斑の中心部には中心窩(ちゅうしんか)という部分があり、ここに異常が生じると、視力の低下がさらに深刻になります。
■加齢黄斑変性とは
加齢黄斑変性は、黄斑の加齢に伴う変化によっておこる疾患で、高齢者の失明原因のひとつです。脈絡膜から発生する新生血管(脈絡膜新生血管)の有無で「滲出型(しんしゅつがた)」と「萎縮型」に分類されます。
■脈絡膜新生血管とは?
網膜に栄養を送っている脈絡膜から、ブルッフ膜を通り、網膜色素上皮細胞(もうまくしきそじょうひさいぼう)の下や上にのびる新しい血管のことです。これは正常な血管ではないので、血液の成分が漏れやすく、破れて出血をおこしてしまいます。
「滲出型(しんしゅつがた)」加齢黄斑変性
視力にもっとも関わりの深い黄斑が悪くなるため、急激な視力低下や中心暗点を自覚することが多く、病状が進行すると視力が失われる可能性があります。また、片眼に病巣がみられたら、もう片方の眼も発症している可能性がありますので、両眼の検査を受けましょう。
「萎縮型」加齢黄斑変性
黄斑の加齢変化が強くあらわれた状態(網膜色素上皮細胞が萎縮する、網膜色素上皮細胞とブルッフ膜の間に黄白色の物質がたまる)で、病状の進行は緩やかで、視力はあまり悪くなりません。しかし、新生血管が発生することもあるので、定期的に眼底検査、蛍光眼底検査を行い、経過をみる必要があります。特に、片眼がすでに「滲出型」加齢黄斑変性になっている場合は、注意深く経過をみなければいけません。
■加齢黄班変性の原因
高齢者に多く発症することから、黄斑、特に、網膜色素上皮細胞の加齢による老化現象が主な原因と考えられています。また、はっきりしたことはわかっていませんが、高血圧や心臓病、喫煙、栄養状態(ビタミン、カロチン、亜鉛などの不足)、遺伝などの関与も報告されています。しかし、加齢黄斑変性の原因、病態は完全には解明されておらず、現在もなお様々な研究がなされています。
■自覚症状は
網膜の中心部が悪くなるので、視野の中心の、もっともよく見ようとするところが見えにくくなります。病巣が黄斑に限られていれば、見えない部分は中心部だけですが、大きな出血がおこれば、さらに見えにくい範囲が広がります。ものがゆがんで見えたり、中心が欠けて見えなかったり、見たいものがはっきり見えないなどの自覚症状があればすぐに専門医へ行きましょう。日頃から、ときどき片眼をふさいでものを見て、見え方に異常がないか確認しましょう。
■治療と手術
治療方法には光線力学的療法、レーザー光凝固術、新生血管抜去術、黄斑移動術、経瞳孔温熱療法、薬物療法などがあり、その症状に応じてもっとも適切な処置が施される。

[参考資料]
http://www.santen.co.jp/health/ohan.shtml



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