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No.344
平成24年11月号
東京都ラベル印刷協同組合
〒111-0051  東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会
TEL(3866)4561 FAX (5821)6443


ラベルニュースbR44  メニュー

第54回年次大会・東京大会盛大に開催!
全国から400名の仲間が集う
 シール印刷100周年にふさわしい大会に
いま、ここから新たな一歩を踏み出す

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  全日本シール印刷協同組合連合会主催の「第54回年次大会・東京大会」は、10月19日(金)に、「浅草ビューホテル)に於いて、当組合の担当で開催され、厳しい経済状況の中にもかかわらず、全国から組合員・会友など400名を越える参加者が集いました。






  今回の大会は、明治45年、1912年にわが国で初めてシール印刷が刷られてからちょうど百年という節目の年に当たる記念大会となり、「いま、ここから新たな一歩を」をという大会テーマの下に開催されました。
  世界的な金融危機の影響で、厳しい経済環境の中での開催となりましたが、いざふたを開けてみると、組合員・会友、協賛会など全国から400名を越す仲間が一堂に集い、百周年にふさわしい大会となりました。
  式典は佐伯直子さんの司会で、国家斉唱、先輩物故者に黙祷を捧げた後、ご来賓と役員が紹介され、担当協組を代表して弓納持理事長が「本日はいま東京でもっともホットな地域である、ここ浅草ビューホテルにご来賓各位、報道関係者をはじめ、全国10協組の組合員・会友、そして協賛会の方々が一堂に会し、第54回年次大会・東京大会を開催できますことは、担当協組の理事長としてこの上ない喜びです」と語り、さらに「今年は1912年に当時四谷大番町にあった尚山堂が、我が国で初めてシーリング・スタンプの製造を開始してから、ちょうど百年という節目の年にあたります。この年はあのタイタニック号が氷山に激突して沈没した年であり、ワシントンのポトマック河畔に当時の東京市長であった尾崎行雄が日本の桜を贈ったのもこの年です。まさに歴史を感じずにはいられません。この百周年という意義ある年に開催される年次大会は『いま、ここから新たな一歩を』をテーマに、開催いたします」と、高らかに開会を宣言しました。
  続いて小宮山会長が「今大会はシール印刷百周年に当たり、今一度原点に立ち返り、新しい節目の年のスタートとしたいと考えております。そして組合功労賞に加えて、特別功労賞として、永年業界に尽力された三名の方々を特別功労者として顕彰させていただきます」と挨拶しました。
  この後、経済産業省情報政策局文化情報関連産業課の仲舎菜子課長補佐、東京都産業労働局商工部経営支援課の山田利朗課長、日本印刷産業連合会の草野司朗専務理事、全日本シール印刷協賛会の大内昭彦会長等から、それぞれ祝辞を頂き、連合会報告では、田中浩一専務理事が『平成二十四年度事業計画』を報告しました。
  この後表彰式に移り、恒例の組合功労賞では、当組合理事のアームシール代表取締役の高橋邦浩氏を始め九名に表彰状と記念品が贈られました。
  続いて今年がシール印刷百周年の節目の年に当たるため、永年業界の発展に功績のあった当組合のシーレックス会長の栗原延行氏、正札シール組合の福島印刷工業会長の福島治久氏、リンテック名誉会長の庄司昊明氏の三名に対し、特別功労賞が贈られました。
  また、八月に亡くなられた連合会の前専務理事の深澤勇氏に対して遺徳顕彰が行われ、妻の深澤弘子さんに顕彰状が送られ、受賞者を代表して、組合功労賞の河合貴之氏が謝辞を述べ、表彰式は無事終了しました。
  引き続き、第22回シール・ラベルコンテストの表彰式に移り、別紙の通り各章に対して表彰状が贈られ、最後に日本プリンティングアカデミー校長の浜照彦氏が、コンテストの講評と、先にシカゴで開催された世界ラベルコンテストについての報告を行いました。
  大会宣言採択では、当組合青年部長の北島憲高氏が、大会宣言を朗読し、会場の拍手をもって採択され、次回の担当協組である北海道シール組合の大和誠理事長が「来年もまた元気で札幌でお会いしましょう」と、閉会の挨拶を行い、式典は無事終了しました。
  式典終了後、別室において懇親会が開催され、小宮山理事長が開会の挨拶をした後、懇親会から参加された日本印刷産業連合会の足立会長が祝辞を述べ、ご来賓と十協組の理事長による鏡開きが行われ、引き続き当組合顧問の渡邉正一氏の音頭で参加者全員で乾杯をし、歓談へと移りました。
  お酒が程良く回ったところで、会場が一転サンバのリズムで沸きました。本場ブラジルから来日したサンバチーム9名による、サンバカーニバルとなり、迫力あるダンサーのサンバの踊りで、会場は大いに盛り上がり、午後八時前に無事お開きとなりました。
  また、式典に先立って行われて記念講演会では、世界的な似顔絵アーチストの中西景仁氏が「Draw Your Dream 〜想像から創造する新しい価値〜」と題した講演を行いました。
  さらに全国青年部のJS 主催による交流会が錦糸町の防災間で開催され、参加者が防災体験や人工呼吸の方法などについて学び、JSの総会なども開催されました。
  今回の大会は、シール印刷百年という節目の大会でしたが、カウントをゼロに戻して、シール印刷の原点に立ち返るという意味の大会でもあり、当初の開催目的を十二分に達成できた大会となりました。

大 会 宣 言
我々はシール印刷100年という節目の年に当たり、いま、ここから新たな一歩を踏み出すために、ここに宣言する。
  1. 一世紀前の先人の労苦を偲び、いま新たな時代を築くため、シール印刷の原点に立ち返る。
  2. 業界を取巻く厳しい環境の中、相互扶助という協同組合の精神を再認識し、時代に即応した新たな組合運営を目指す。
  3. デジタル化という波の中で、業界の知恵と英知を結集し、新たな市場の開拓に全力で取り組む。

平成24年10月19日 第54回年次大会・東京大会
東京都ラベル印刷協同組合青年部長 北島 憲高



フォトスナップ


特別功労賞受賞した庄司、福島、栗原


400名が参加した盛り上がった懇親会


中西景仁氏による記念講演会


盛り上がったサンバカーニバル


ラベルコンテストの表彰式


閉会の辞を述べる平山常務理事


スタッフは早朝から準備に大忙し


シール・ラベルコンテスト会場



第十四回ラベル関連ミニ機材展
過去最高の18社が出展し開催
あいにくの雨の中、140名が来場

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最新鋭機材の出展が目立った


ラベルコンテストの作品展示


雨の中140名が来場しました


ブレゼンテーション会場も盛況

  組合恒例の『第14回ラベル関連ミニ機材展』は、11月17日(土)に、台東区柳橋の『東商センター』展示場で、過去最高の十八社が出展し、開催されました。
  今年も昨年同様あいにくの雨模様となり、出足が心配されましたが、最新鋭の機材の出展に関心は高く、主催者の心配をよそに、140名が来場しました。
  出展したのは、サンワコーケン、ナビタスビションソリューション、内田マシナリー商会、新タック化成、TOOV、エプソン販売、ノードソン、丸伸製作所、フナミズ刃型、塚谷刃物製作所、三條機械製作所、サンケイビジネス、創風システム、日本ウエスト、村田金箔、ラベルアンドメイク、ソルテック工業、タカノ機械製作所の18社。
  ラベル業界にとっても厳しい環境下の中で、各出展社ともユーザーのニーズに合った最新鋭の機材を出展し、売り込みに懸命でした。
  特に最近ユーザーの品質要求が厳しくなっているため、ラベル検品装置や見積りソフトを出展するところも多く、また、最近のデジタル化の流れを受けて、デジタルプリンターを出展するところも目立ちました。
  また、新しい材料や商品に付加価値を付けるための、ポッティングか荒野なども紹介され、プレゼンテーションの会場も立ち見が出るほどでした。
  第22回ラベルコンテストの受賞作品も展示され、従業員を連れた来場者も目立ち、熱心に受賞作品に見入る来場者も多く、いつもながらルーペで熱心に観察する人など、多くの人で賑わいました。



平成25年新年合同賀詞交換会
1月16日 上野精養軒で開催

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  参加申込み受付け中、お早めに!



No.107 健康がいちばん!
平均寿命より健康寿命が大事
介護に頼らず長く健康に暮らす

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■健康寿命とは
  日常的な介護に頼ることなく、心身ともに健康で暮らすことができる期間のことを、健康寿命といいます。
  世界保健機関(WHO)が2000年に提唱した新しい寿命の指標で、平均寿命から寝たきりや認知症などの介護状態の期間を差し引いて算出します。
  従来の平均寿命は介護を要する期間が含まれるため、生涯のうちで健康で過ごしている期間とは異なるという指摘がなされていました。
  WHOが発表した2007年(平成19)の日本の健康寿命は、男女平均が76歳(平均寿命83歳)、男性73歳(同79歳)、女性78歳(同86歳)と世界第1位でした。
  しかし、欧米諸国の状態と比較すると、健康寿命と平均寿命との差が大きい傾向にあり、今後、健康寿命の伸びが平均寿命の伸びを上回る健康増進の対策が社会の大きな課題になっています。
  厚生労働省(当時の厚生省)が2000年に策定した「21世紀における国民健康づくり運動」(健康日本21、2013年度から第二次スタート)では、健康寿命を延伸して平均寿命との差を縮め、介護に頼らず、長く健康に暮らすことを目ざしています。
■なぜ、健康寿命が重要なのか
  健康な期間が長くなれば本人にとって幸福ですし、負担となる介護や医療の費用も抑えることができるからです。生存期間を示す平均寿命(10年)は男性79.55歳、女性86.30歳。健康寿命と比べると、男性は9.13年、女性は12.68年の差があります。この間は日常生活に差し障りのある『不健康な期間』というわけです。
  平均寿命は医学の進歩などにより延び続けています。それ自体は大変喜ばしいことですが、両者の差の拡大は、寝たきりや認知症といった元気とは言えない不健康な期間が延びることを意味します。それでは生活の質が低下しますし、支える家族も大変です。
■健康寿命を延ばすには
  高血圧や糖尿病など生活習慣病が発症しないようにすることです。そのためにはバランスのよい食生活や適度な運動、十分に休息をとり、たばこやお酒を控えめにするなど、生活習慣を整えることが大切になってきます。
  男性で健康寿命が最も長いのは愛知(71.74歳)でした。最も低かった青森(68.95歳)と比べると、2.79年の差があります。女性のトップは静岡(75.32歳)で、最下位は滋賀(72.37歳)。2.95年の差がありました男女を通じ、最も健康寿命が高かったのは静岡です。同県の担当者になぜそうなったのか聞くと『元気に働く高齢者が多いこと、温暖な気候からくる穏やかな県民性があること、魚や野菜、コメなど地場の食材が豊富で、食生活が豊かであること、全国一のお茶の産地で、若者から高齢者まで、誰もがいつもお茶をたくさん飲んでいること』などをあげました。お茶に含まれるカテキンはコレステロールを下げる効果があるとされています。
  高齢化社会を迎えたわが国にとって、国民が元気で長生きできる健康寿命を延ばすことは、大事な課題です。もっとも、国が施策目標を提示するだけではそれは実現しません。国民一人ひとりの健康への関心や日頃の心がけも大切です。

[参考資料]
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp



なるほど・ざ・新製品 第119回「丸伸製作所」
レーザーダイカットマシンを開発
ラベルの抜き加工をオンデマンドで

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  (株)丸伸製作所(京都市山科区西野山射庭ノ上町307の26 電話075-583-5115)では、シール・ラベルの抜き加工をオンデマンドでこなすレーザーダイカットマシン「MDC-LASER-05A」を開発し。各方面から注目されている。
  同社はシール・ラベル向けの刃型のゼンマイ刃やミールダイ(マシニング刃)などを製造販売しているが、高性能でかつ高機能の刃型を供給することで、全国のシール・ラベル印刷業者から高い評価を得ている。
  ここ最近では多品種小ロット化がさらに進んだこともあって、刃型を必要としないレーザータイプの抜き加工への応用を求めるニーズが高まってきたことから、今回の開発にいたったもの。
  レーザー加工機はこれまでにも合ったが、システム本体が高価であり、導入までには至らないケースが多かったことから、同社では永年培ってきた刃型製造やレーザー加工機開発の技術ノウハウを応用し、シール・ラベル印刷に最適なレーザーダイカットマシンの開発に成功したもの。
  ラベルのデジタル印刷化は進んでいるが、抜き加工に関してはカッティングプロッタなど様々な方法が模索されていたが、価格やスピードの点で問題があった。
  同機はCO2レーザーを採用し、独自のノウハウである自動蛇行補正装置を搭載し、ワークエリアは最大300mm角で、レーザーカットスピードは毎分21m(一般上質紙の場合)。
  抜き加工能力としては、50×50mmの正方形のラベルを3列×3段で、9丁付けした場合、作業時間は5.7秒(条件による)と、高速加工を可能にした。
  機械寸法は、幅1900×奥行き1200×高さ1500oで省スペース設計となっている。
  価格については現在設定中であるが、同社ではシール・ラベル印刷業者にとって求めやすい価格設定にしたいとしている。
  今後同社では、デジタル印刷のオンデマンド抜き加工と、従来のゼンマイ刃やフレキシブルダイなどでは難しかった高精細な抜き加工に対応する新機種として、新たな抜き加工の選択肢となり得ると自信をもって積極的にPRしていくことにしている。(実際の加工状況をホームページ見られます)

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