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No.352
平成25年8月号
東京都ラベル印刷協同組合
〒111-0051  東京都台東区蔵前4-16-4
編集:広報・情報システム委員会
TEL(3866)4561 FAX (5821)6443


ラベルニュースNo.352  メニュー

平山良一新理事長に聞く
全員参加型の組合運営を目指す!

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支部会をメリットのあるものに変えていく
― 新理事長に就任して二か月が経過しましたが、現在の卒直な感想はどうですか。
  平山 大変なことを引き受けてしまったなというのが半分と、お引き受けした以上は、少しでも組合に入っていて良かったと言っていただけるように、精一杯頑張ろうという気持が半分です。

  ― 今までは常務理事という立場でしたが、今度は理事長というトップに立ったわけですが。
  平山 そうです。これまでは弓納持前理事長の下で補佐してきたわけですが、前理事長はご承知のように弁も立つし、行動的な人でしたから、私は私なりのやり方で頑張っていきたいと思います。

  ― 組合の現状についてはどう分析されていますか。
  平山 一言でいえば非常に厳しい現状にあると思います。組合員数も最盛期よりは三割ほど減っていますし、ここ数年は前理事長の頑張りで何とか現状を維持していますが、ご承知の通り組合事務所の一階、二階が空いてしまい、今月から新たな入居者がありましたが、家賃収入も大幅に減少し、賦課金も伸び悩み、取扱商品の売り上げも減少と財政難は焦眉の急です。

  ― 理事長としてまず初めに取り組むことは何でしょうか。
  平山 まず全員参加型の組合運営に取り組みたいと思っています。これまでは事務局にあまりにも依存しすぎて、本来の組合運営から程遠いものでしたが、これを改め、組合員63社全員が組合活動に参加して欲しいと考えています。
  これまでは支部会でも役員が目立っていましたが、一組合員が参加していただいて組合を盛り上げていって欲しいと思います。

  ― よく組合の存在息が問われていると言われますが、これについてはどうでしょうか。
  平山 まさにその通りだと思います。特許があった時代にはあったメリットが、今は特許もなくなり、メリットも見出せなくなってきていると思います。特許に代わる何かを見出すことが難しい時代で、歴代の理事長もこの点でご苦労されたと思います。

  ― そのメリットが簡単に見つかりますか。
  平山 それは簡単なことではありませんが、組合のメリットというのは、元々あるのではなく、みんなで力を合わせて事業をやる中で生まれてくるものであって、まさに組合の精神は、"相互扶助"といわれる所以です。私はそのために支部会をメリットのあるものにしたいと思っています。
  私自身も昔支部会に参加して組合員がお互いに技術や情報を教えあっている姿に感動したのを今でもはっきりと覚えています。本来だと隠しておきたい自社の技術や情報を、何の抵抗もなく支部会で披露していることに感銘を受け、それから支部会に参加するようになりました。
  支部会というのは、本来そういう場であり、酒を酌み交わしながら、同じ業を営む者が、日ごろの悩みを打ち明け、また情報を隠すことなく披露する、これがまさに組合のメリットであり、支部会が組合の原点であると思います。支部会の活性化なくして組合の活性化はあり得ません。
自分たちの組合だという意識を持ち活動を
― 前理事長も事務局依存型の組合運営から、委員会主導の組合運営をと努力されましたが、なかなかうまくいきませんでした。
  平山 確かにそうでした。みなさん仕事を持ちながらの組合活動ですので、事務局にまかした方がいいに決まっています。しかし、自分たちの組合なんだという意識をもっと持ってもらい、活動して欲しい。そのためには委員会も集約化したり、理事会も二ヶ月に一回とか、定期開催で、できれば年間の日程もあらかじめ決めて開催することでいくらかは負担が減るのではないでしょうか。
  大事なことは反復してやることで、支部会に参加した組合員に感想を聞いて、それを組合員に機関誌やメールで発信することで周知することです。それを目にした組合員が次の支部会に参加してもらえるような雰囲気作りが出来ればと思います。

  ― 先日の理事会で新理事長としての所信を表明されましたが。
  平山 私なりの理事長としてこういう姿勢で取り組んでいきたい、こういう組合にしたいということをまとめたものですが、大きく分けて五項目から成っています。一つ目は組合運営収支の健全化、二つ目は全組合員に対し、組合活動の理解と参加を促す、三つ目は組合構成員の増強、四つ目は業界外へシール等の情報を発信し、業界・組合の認知度を高める、五つ目は組合活動の三本柱、催し、事務、お金の管理のうち、催しを組合員全体で企画するということです。

   ― いずれも大きなテーマであり、重要なものばかりですが。
  平山 そうですね。それとこれまで歴代の理事長も取り組んできたことですが、先にも述べましたが、やはり反復してやるということが重要だと思います。一回やってだめだったからと言って諦めるのではなく、しつこいくらいにやっていくことも必要だと思います。
  特に組合員の増強というのは、やはり数は力ですし、組合員が増えれば財政面でも潤うわけですから、何としても取り組んでいきたいと思います。支部会などの行事に非組合員を招待して、組合とはこんなことをやっているんだということを理解してもらう、そして組合に加入してもらえるような情報を発信していくというのも一つの手だと思います。
  それとこれは私の全く個人的な意見ではありますが、素晴らしいシールやラベルを採用してくれている企業に対して、勝手に表彰してしまうということも考えています。よくジーンズやメガネが似合う芸能人、文化人に業界が勝手に表彰しているニュースを見ますが、これと同じような趣旨で出来ればと思っています。

  ― 取り組まなくてはならない課題がいくつもありますが。
  平山 あせらずに一つ一つの課題に取り組んでいき、次の世代にバトンタッチできる時には、少しでも成果が出せたと言えるように頑張りますので、組合員、協賛会の協力をお願いします。



今年初の東支部会を開催
新規組合員も参加で盛り上がる

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盛り上がった今年初開催の東支部会

  今年初の東支部会は、7月26日(金)午後6時より、台東区の「上野市場」に於いて開催されました。
  東支部会は毎回『仲間を知ろう』をテーマに開催し毎回支部員の一社が自社のPRをすることになっていますが、今回は日弘プリントが指名され、自社の紹介を行いました。
  日弘プリントの大澤部長が、自社の概要について説明した後、若手の営業部員三名が、それぞれ主力商品について説明しました。
  初めに同社が最もいま力を入れている「喋るラベル」について紹介しましたが、これはラベルに印刷されたQRコードを読み取らせることで動画や音声、画像として伝えることができるまさに喋るラベルです。
  この他にも関連会社の包装容器や段ボール製品などについても説明し、トータルでラベルの注文を取るという営業戦略についてPRしました。
  続いて八月より組合事務所の一階、二階を借りて東京営業所を開設することになり、組合加入が決定している丸子ラベル印刷の鷹野社長が自己紹介を行い、「地方だとなかなか情報交換の場がないので、組合加入を機に、何と頑張っていきますのでよろしくお願いします」と挨拶しました。
  最後に平山理事長が「初めて東支部会に参加しましたが、こんなに和気あいあいとやっていらっしゃることに感動しました。組合の原点は何と言っても支部会ですので。これからもよろしくお願いします』とあいさつしました。



第15回ラベル関連ミニ機材展
今年も11月16日(土)に開催
現在出展申し込み受付け中!

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組合恒例行事となった『第15回ラベル関連ミニ機材展』は、今年もいよいよ11月16日(土)開催となり、現在出展申し込みを受付け中です。
  ラベル関連ミニ機材展は、平成10年に第1回を開催以来、毎年開催され、いまや業界の恒例行事となりました。このため、今年も第15回ラベル関連ミニ機材展として開催を決定したものです。現在すでに出展申込を受付け中ですので、出展希望者はお早めにお申し込み下さい。
  ここ最近はデジタルプリンターの出展が多く目立ちましたが、前回は17社と過去最高の出展者数となりましたが、今回も多くの出展が予想されています。
  また、今回もワンポイントセールスの場として『プレゼンテーションコーナー」も設けられます。
  さらに今回も先に開催された第22回シール・ラベルコンテストの入賞作品の展示なども行う予定です。

開催概要は次の通り。
■日時:平成25年11月16日(土)午前10時より午後4時まで
■会場:東商センター 三階展示場
■小間代:四万円(税別)。600mm×1800mmの展示台二台分のスペース。
■展示品:電源は100V のみ。大型の機械は展示はできません。



組合研修旅行9月28、29日
ヤマックス埼玉工場を見学
スパリゾートハワイアンズ

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  恒例の組合研修旅行は、9月28日(土)、29日(日)の二日間、今年も開催されることになりました。
  組合研修旅行は、例年は6月開催でしたが、今年は6月に年次大会・北海道大会が開催されたことで、9月の開催となりました。
  今回はヤマックスの埼玉工場を見学する予定で、工場見学終了後、バスで福島県の湯本温泉「スパリゾートハワイアンズ』に直行し、翌日はいつも通り、観光とゴルフ組に分かれて楽しむことになっています。
  開催概要は次の通り。

■日時 平成25年9月28日(土)、29日(日)
■工場見学会 9月28日(土) 午前10時半より午後1時まで。
上野駅午前9時半バスにて出発、ヤマックス東京工場へ。工場見学終了後、福島県常磐スパリゾートハワイアンズに向け出発 現地で午後六時より懇親会。
  翌日はゴルフ組はバイロンネルソンカントリークラブで、第101回ラベル会、観光組はアクアマリンふくしま、いわき・ら・ら・ミュウ、塩谷崎灯台を見学、ゴルフ組と合流後帰京。上野駅到着午後七時予定。
■参加費 観光コース:一名三万円/ゴルフコース:一名二万五千円(プレイ代・参加費別)
ご案内、参加申込書は八月二十日頃にFAXにてお送りします。
  なお、今回は組合研修旅行のため、工場見学会のみの参加はできませんので、あらかじめご了承ください。



2013・14年版組合員名簿が完成

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  2013年・2014年版組合員名簿が、このほど完成し組合員・会友、協賛会、関係先などに配布されました。
  組合員名簿は、二年に一回、役員改選のあった年に作成されており、今年も平山新理事長が誕生し、役員と各委員会委員が一新されたため、改訂されたものです。
  体裁はいつもと同じB5判、52ページで、表紙の色は鮮やかな桜色となっています。
  万が一訂正などがある方は組合へご一報下さい。

組合員名簿訂正
組合員名簿に訂正がありますので、ご面倒でも訂正をお願いいたします。
(1)22ページ 西支部
  誤 (株)サトーシール・ラベル本部
  正 サトープリンティング(株)

(2)23ページ 協賛会
  日栄化工(株)東京支店
  誤 西崎光彦
  正 西ア光彦



組合事務所一階、二階の新しい借り手が決定

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  組合事務所の一階、二階の新しい借り手が決まり、8月1日より入居の予定。
  新たな借り手は長野県上田市の(有)丸子ラベル印刷(鷹野良治社長)で、同社では東京営業所として営業活動を行う予定。
  なお、同社は9月1日より新規に組合に加入することになっており、先の支部会にも参加しました。



No.115 健康がいちばん!
『未病』とは病気に向かう状態
病気への進行食い止めること

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■未病とは
  「未病」という言葉は日本ではまだ聞き慣れない言葉かもしれません。
  この言葉は二千年前の後漢の時代に、中国最古の医学書とされる「黄帝内経」 にはじめて見られます。
  このなかで、「未病」とは「病気に向かう状態」を指し、この未病の時期を捉えて治すことの出来る人が医療者として最高人(聖人)であると書かれています。
  日本では貝原益軒が84歳にして著した「養生訓」に登場しています。
  最近では予防医学への関心が高まり、辞書にも「未病」という言葉が普通に掲載されるようになりました。
  「 病気ではないが、健康でもない状態。自覚症状はないが検査結果に異常がある場合と、自覚症状はあるが検査結果に異常がない場合に大別されます。骨粗鬆症、肥満など。」 スーパー大辞林より
  「未病期」の状態
  日本未病システム学会では、「自覚症状はないが検査では異常がある状態」と「自覚症状はあるが検査では異常がない状態」を合わせて「未病」としています。
  そして「病気」とは交叉部位である「自覚症状もあるが検査でも異常がある状態」としています。
■「未病期」は自覚症状のあるなしで「西洋型未病」と「東洋型未病」に分けることができます。
  これまで看護は主に西洋型医療の一貫として、まさしく病気の中心者(患者)と接してきましたが、自覚症状のない西洋型未病期に属する人は多く、いわゆる病気予備軍イコー ル未病期でもあるわけです。
  「未病」の分類・対称
  未病はM-TA、TB、TC、M-Uに分類されます。「自覚症状はないが 検査では異常が見られ、放置すると重症化するもの」(M-T)と「自覚症状はあるが検査では 異常がないもの」(M-U)としています。
  M-TAは通常の検査、保険でカバーできるところで異常が確認されるものです。
  M-TBは特殊検査で異常が確認されるものです。
  自費で行う検査で異常が判明するものとして、M-TCは遺伝子診断によってわかる未病、 M-Uは東洋医学的な未病で「自覚症状があるけれど検査では明確にできない」状態をさします。西洋医学的未病の観点からは、「検査を行うことで発見できる異常状態」です。
■未病の対象となるのは、境界域高血圧、高脂血症、境界域糖尿病、肥満、高尿酸、動脈硬 化、骨粗鬆症、無症候蛋白尿、B型肝炎ウィルスのキャリア、無症候性脳梗塞、潜在性心不全、 脂肪肝などがあり、さらに広がることが予想されます。 一方、シンドロームX、インスリン抵抗性はアメリカからきた未病として捉えられ、現在ではメタボリックシンドロ−ムは、まさしく「未病」といえるでしょう。
■M-T 自覚症状はないが検査で異常が見られ、放置すると重症化するもの
  検査(一般)で異常があるもの
  特殊検査で異常が見られるもの
  遺伝子レベルで異常があるもの
■M-U 自覚症状はあるが検査では異常がないもの

  当学会では、この未病期から病気への進行を食い止めることを「一次的未病看護」とし、入院患者における重症化の予知、予防、再発予防を「二次的未病看護」としています。
  これまでの病気になってからの看護、重症化してからの看護から視点をかえて、「未病看護」が今後の新たな分野といえます。

[参考資料]
http://www.mibyou.gr.jp/mibyotowa.htm



なるほど・ざ・新製品 第122回「クロスリンク・パシフイック」
マーカンディ社と販売代理店契約を締結
パフォーマンスシリーズ各機種を販売

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  (株)クロスリンク・パシフィック(本社・東京都新宿区、代表者・幸内雅行)は、ナロウウェブ印刷機メーカーである米国Mark Andy Inc.と、日本国内における「Mark Andy」ブランド印刷機の販売代理店契約を締結し、昨年四月より国内販売を開始している。
  Mark Andy社は米国に本社を置くナロウウエブ印刷機メーカーで、約60年の製造販売実績を有し、国内では「Mark Andy」ブランドの印刷機はこれまでおよそ50台の設置実績を誇る。
  完璧なインライン・フレキソ印刷/加工機を目指す上で、従来のフレキソ印刷/加工機の設計をベースに明日のニーズを満たすための改良を加えました。それは、機能性と収益性に直結するテクノロジーです。
  全世界を対象に行ったリサーチから、インライン・フレキソ印刷/加工機の設計を再構築するに至りました。
  同社が2009年に発売した「パフォーマンス」シリーズの「P3」(ギアタイプ)、「P5」(セミサーボタイプ)、「P7」(フルサーボタイプ)は、発売以来全世界で120台ほど設置されており、特徴とする、(1)ジョブチェンジのすばやさ、(2)版胴/アニロックスのセットの簡単さ、(3)ウェブパスの短さ、といった点が評価されている。
  「パフォーマンス」シリーズの特徴としては
  ■すばやいジョブチェンジ(オープンアクセス設計)
  ■短いウェブパス(UVランプ+冷却厚保道仕様で最短約135cm/ユニット)
  ■簡単な版胴、アニロックスのセッティング。(自動ローディング設計)
  ■非常に短いウェブパスを実現しているため、機上に搭載する材料の総量が減少し、ロスの削減が実現できます。
  ■二百グラム程度のインキで印刷が可能です。
  ■自動見当調整システムを備えています。
  その他の仕様は、
  ■印刷幅(約250,330,430,500mm)
  ■印刷リピート:(約140−610mm)
  ■巻出・巻取リール:(1016mm)



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